インドネシア代表DFサンディ・ウォルシュ(KVメヘレン)は、今月24日に行われたAFCアジアカップ・グループステージ第3節で、日本代表から1ゴールを奪取。ベルギー1部リーグでDF橋岡大樹(STVVからルートン・タウンへ完全移籍)やDF町田浩樹(ユニオンSG)など日本人選手と対戦する機会が多いだけに、将来的なJリーグ移籍を見据えているという。
ベルギー出身のウォルシュは、身長185cmで右利きのサイドバックであり、現在28歳。2012年にKRCヘンクのトップチームに昇格した後、同クラブで5年間プレーしており、その後はズルテ・ワレヘムやKVメヘレンでプレー。今季はベルギー1部リーグで16試合スタメン出場と、右サイドバックでレギュラーに定着している。
年代別のオランダ代表でプレーしていたが、A代表ではインドネシアを選択したウォルシュ。昨年9月の国際親善試合トルクメニスタン戦でデビューを飾ると、その後はFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア予選でもプレーしている。
そして今月開幕のアジアカップでは、初戦のイラク戦こそ途中出場だったが、その後は決勝トーナメント1回戦でオーストラリア代表相手に敗れるまで、全3試合でフル出場。中でも日本戦では0-3で迎えた後半アディショナルタイムに、DFプラタマ・アルハンのロングスローによるセカンドボールを押し込み、大会初ゴールを挙げていた。
そんなウォルシュはオーストラリア戦後、すぐにベルギーへ戻った模様。インスタグラムを通じて、KVメヘレン再合流をファン・サポーターに報告している。またベルギー紙『GVA』が30日に伝えたところによると、同選手は「決勝トーナメント1回戦で負けたけど、それでも良い気分でチームに戻ることができた。インドネシア代表はアジアカップを通じて大きく成長したよ」とベスト16という結果を前向きに捉えると、「いつか日本か韓国のリーグでプレーしたいね」と自身の去就にも言及したという。
なおドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ウォルシュとKVメヘレンの契約期間は2025年6月までとのこと。アジアカップでのパフォーマンスを見て、Jリーグクラブが同選手の獲得に乗り出すことはあるのだろうか。