日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は、今月31日開催のAFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦(バーレーン戦)でのスタメン出場が予想されている。そんな中、ドイツ誌『ビルト』は30日にバーレーン戦での日本敗北、板倉のボルシアMG早期復帰を予想。以前には「カタールW杯でグループリーグ敗退に終わったドイツ代表の二の舞だ」と挑発的な論調を展開していた。
『ビルト』は「ボルシアMGは板倉の電撃復帰に取り組んでいる」という見出しのもと、同クラブのジェラルド・セオアネ監督のコメントを紹介。これによると、指揮官は「我々は板倉と常に連絡を取っている。何も悪いことではない。彼はラウンド16を終えた後に戻ってくるだろう」と、森保ジャパンの早期敗退を望んでいるという。
またボルシアMGの取り組みについては、「2月3日のバイエルン・ミュンヘン戦に間に合うように、板倉の電撃復帰に取り組んでいるが、多くの混乱を受け入れなければならない。カタールからケルンやデュッセルドルフへの適切な直行便がないため、板倉はバーレーン、イギリスで乗り換えの必要があり、ドイツ到着まで15時間以上かかる」とリポート。
バーレーン戦で敗れた場合、2月1日にチーム再合流の見込みであるが、1日はランニングメニューに専念し、翌日から全体トレーニングに加わる予定だという。
なお『ビルト』は今月21日、日本代表がイラク戦で敗れたことを受けて「日本はグループリーグ最終節でスペイン相手に勝利し、センセーションを巻き起こした。ただ驚くべきことに、ドイツはわずか3試合で荷物をまとめなければならなかった」とドイツ代表と比較。「日本はドイツの二の舞。今度は彼らが苦しむことになる」と皮肉を込めると、「板倉はボルシアMG復帰目前だ」と綴っていた。
ボルシアMGで不動のセンターバックとして活躍している板倉。リバプールやトッテナム・ホットスパーからの関心が報じられるなど欧州で高い評価を受けているが、ドイツメディアの論調は気にしていないはずだ。