日産は、1月12日から14日まで千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2024」においてフォーミュラEに参戦している「Nissan Fomula-e Gen3」を展示した。また2024年3月30日には東京でフォーミュラEの初開催が決定している。

2024年1月13日にメキシコシティで開幕を迎えた「ABB FIA フォーミュラE選手権」は、今年でシーズン10へ突入。車両は第3世代「Gen3」となり、史上最速、最軽量、かつ最もパワフルで効率的なBEVだ。
最高出力は350kWで最高速度は322km/hに達する。フロント250kW、リア350kWのエネルギー回生システムによりレース完走に必要なエネルギーの約40%を賄う。

シーズン10は、フォーミュラE史上で最大規模となる17レースが予定されており、2024年3月30日には第5戦東京大会が開催され、日本で初めてフォーミュラEのレースが行われる。フォーミュラEの開催サーキットは市街地コースが多い。日本でも東京湾が見渡せる東京ビッグサイトコンベンションセンター周辺の街路を使用する。
レースはe-Prix(イープリ)と呼ばれ、現在フォーミュラEには、11チームが参戦。各チームから2台のマシンが投入され、計22台のマシンをドライブする22人のドライバーで選手権を戦い合う。ジャガーやマクラーレン、ポルシェといった自動車メーカーの中で、日産は2018年から日本のメーカーとして、唯一の参戦を継続している。

シーズン10、日産フォーミュラEチームのドライバーは、イギリス人のオリバー・ローランド選手とフランスとアルゼンチンの2つの国籍を持つサッシャ・フェネストラズ選手がステアリングを握る。
シーズン9から引き続き、チームは日本を象徴する花の一つである桜のデザインを取り入れた印象的なカラーリングをマシンに施し、来年3月30日に開催される東京大会で、フォーミュラE初となるホームレースに挑む。
提供元・CAR and DRIVER
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