幅広い世代で利用されているインターネットサービス。
そのインターネットサービスを利用したSNSを、シニア世代がどのくらい・どのように利用しているのかを株式会社イオレが行ったアンケート調査から見ていきましょう。
目次
シニア世代インターネットサービス利用状況
・「利用しているインターネット機器」と「1日の使用時間」に関するアンケート
・インターネット機器の「利用用途」は?
シニア世代のSNS事情
・「知っているSNS」に関するアンケート
・「利用しているSNS」と「利用頻度」
シニア世代インターネットサービス利用状況
まずはシニア世代はどのようなデバイス・どれくらいの頻度・どのような理由でインターネットサービスを利用するのか、という点について見ていきましょう。
「利用しているインターネット機器」と「1日の使用時間」に関するアンケート
利用しているインターネット機器についてのアンケートには、スマートフォンが91.2%、パソコンは77.5%という数字が出ました。
また、タブレットも約3割が利用しているという回答が寄せられました。
インターネット機器の使用時間に関しては、「1時間以上3時間未満」が約半数という最も多い回答となりました。
インターネット機器の「利用用途」は?
インターネットを利用する際、シニア層もスマートフォンやパソコンを利用する人が多いという事は分かりましたが、これらの機器でどのようなサービスを利用しているのか。
その利用用途についての質問には、「メール」が最も高い85.9%、次いで「インターネット検索」が85.2%、「SNSの利用」が67.4%という数値が出ました。
シニア層もスマートフォンやPCの利用が定着化していることが見えてきますが、SNSよりもメールを中心にコミュニケーションを取ることが多いようです。
シニア世代のSNS事情
SNSよりもメールでのコミュニケーションを取るという事が今回のアンケートでは分かりました。
では、逆にSNSはどのように利用しているのかシニア世代のSNS事情を見ていきましょう。
「知っているSNS」に関するアンケート
「名前を知っているSNS」についてのアンケートでは、LINEが最も高く97.7%と、ほとんどの方がサービスを認知していると回答しました。
その他のSNSに関しても多くの方が「名前を知っている」と回答したことから、代表的なSNSは利用の有無に関わらず、シニア層においても認知度が非常に高いことがわかりました。
「利用しているSNS」と「利用頻度」
一方で、SNSの1日の利用時間に関しては「1時間未満」と回答した方が42.0%であったことから、あまり長い時間使用しない方が多いことが伺えます。
利用しているSNSとして「LINE」を94.6%が利用していると答えたことから、SNSを利用するシニア層のほとんどの方がコミュニケーションツールとしてLINEを活用していることが伺えました。
次いで「YouTube」は66.8%、「Facebook」は59.0%と、これらのSNSも過半数のシニア層が利用している結果となりました。
各SNSの利用頻度についても調査したところ、上記のSNSの中で利用頻度が最も高いのも「LINE」で、79.5%が「ほぼ毎日利用している」という回答が集まっています。
LINEが生活に根差したSNSとなっていることが伺えます。