内田篤人 写真:Getty Images

 日本代表OBの内田篤人氏は、AFCアジアカップのグループステージ第2節イラク戦で解説を担当。DF菅原由勢(AZ)に対する檄で注目を集めていた。そんな内田氏を、テレビ朝日系『報道ステーション』の元MCである古舘伊知郎氏が称賛。“にかわファン代表”という立場で、DF毎熊晟矢(セレッソ大阪)の存在を知らなったことも明かしている。

 内田氏は現役引退後、日本代表のロールモデルコーチを務める傍ら、解説者として活動。テレビ朝日系の代表戦で度々出演しているほか、インターネット動画配信サービス『DAZN』制作の冠番組『内田篤人のフットボール・タイム』でも海外日本人選手のプレーを分析。MF南野拓実(ASモナコ)をはじめ日本代表選手との対談企画は、ファン・サポーターの好評を得ている。

 アジアカップ開催により、日本とカタールを行き来している内田氏だが、イラク戦では日本の右サイドから突破を許すシーンが多いだけに、菅原に対して「走れ!」などとゲキ。かつて日本代表の右サイドバックでレギュラーを張っていた内田氏の言葉が、ネット上で反響を呼んでいた。

 そんな中、古舘氏は29日に自身のYouTubeチャンネルを更新。“にわか代表”という立場のもと、内田氏の解説を以下のように評している。

 「内田氏の解説は面白いんだな。『中に来すぎ』『マズイ』『これ違う』『そこじゃない』って、試合中の選手にマイクをつけたかのような解説だよ。自分が選手になったかのような目線で試合に参加できるというのは、これはにわか自衛がついてくることに拍車をかけるな」

 また古舘氏は小野伸二氏の解説も絶賛。「冷静に『このパスの意味は…』とか『この動きの意味は…』とか、こう解説していくわけだ。まるで巨大な将棋盤の前で藤井八冠の差し手を解説しているような感じだよ」と感想を述べている。

 さらに同氏はアジアカップにおける森保ジャパンの戦いぶりについて熱弁する中、「毎熊という選手は、自慢じゃないけど、にわかな俺は知らないわけだよ。大器晩成そのもの、何回この人は苗字を人に聞き返されたんであろうか、毎熊晟矢だ!」とコメント。「アジアカップ、日本の優勝は間違いない」と力を込めた。