元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズなどJリーグ複数クラブの公式インスタグラムアカウントをフォローしたことで話題を呼ぶ中、ここに来てブラジル国内で移籍先候補が浮上しているという。
ダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が昨年12月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。天皇杯決勝・柏レイソル戦の翌日に川崎退団が正式決定したが、1か月以上が経った今も所属クラブが決まっていない。
またダミアンは今月中旬以降、浦和、札幌、横浜FC、鹿島、中国1部・上海海港のインスタグラムアカウントを次々とフォロー。ネット上でJリーグでプレーを続ける可能性を期待する声が挙がっていたが、ブラジルメディア『グローボ』は24日に「他クラブを含め、日本に残るためのオファーもあったが、新たなチャンスを求めて旅立つことを決断した」とリポート。
「彼の将来はまだ決まっていないが、すでに水面下で半分は決まっている。母国復帰の可能性を好意的に捉えられており、他の南米のクラブとの競争がある中、選択肢のひとつに挙げている」と、移籍先候補を絞っている現状を伝えた。
そんな中、ブラジルメディア『BOLA VIP』は29日になってブラジル1部パルメイラス移籍の可能性を指摘。これによると、パルメイラスはFWエドゥアルド・アトゥエスタのMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)移籍、FWブルーノ・ロドリゲスの負傷離脱により、ストライカーの獲得が急務であるとのこと。ボタフォゴFR所属の元スペイン代表FWジエゴ・コスタにオファーを提示も却下されたため、代役としてダミアンがリストアップされる可能性があるという。
なおダミアンは今月下旬、『グローボ』のインタビューで川崎退団に言及。「新しいことを探したり、他の場所に行ったりするために、川崎を離れる時がやって来たんだ。だから(川崎で)プレーを続けたくなかったし、そこでの僕の仕事は終わったと思ったね。僕はいつも競争したいし、プレーしてチームを助けたいと思っている」と、出場機会の少なさに複雑な思いを抱いていたことを明かしている。