6位~10位

  • 10位:セレッソ大阪
  • 9位:FC東京
  • 8位:アビスパ福岡
  • 7位:名古屋グランパス
  • 6位:アルビレックス新潟

10位は、昨季9位のセレッソ大阪。人数は減ったが主力の離脱はなし。外国籍選手を多く抱えており、起用法に注目したい。9位は、昨季11位のFC東京。ここ数年と同様に即戦力を複数確保。既存主力の移籍もあったが、総合的には戦力アップといえるだろう。続投となったピーター・クラモフスキー監督は攻撃力アップを狙う。8位には、2023シーズンのルヴァン杯王者であるアビスパ福岡を予想。得点源のFW山岸祐也と日本代表当時のプレーを取り戻しつつあったMF井手口陽介が移籍。ただし、守備の安定感は不動で、補強策も一貫しているため下振れは少なそうだ。

7位は、昨季6位の名古屋グランパス。FW陣の大型補強に成功したが、DFは多くの主力が移籍した。長谷川健太監督が守備を安定させられるかがカギを握る。6位には、昨季10位のアルビレックス新潟を予想。主力の流出はあったが、強みの2列目にはまだまだ強烈な個を有する。サガン鳥栖から海外経験もあるFW小野裕二を確保できたことも大きい。


ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

1位~5位

  • 5位:浦和レッズ
  • 4位:川崎フロンターレ
  • 3位:サンフレッチェ広島
  • 2位:横浜F・マリノス
  • 1位:ヴィッセル神戸

5位は、昨季4位の浦和レッズ。確かな補強に加えてノルウェー人のペア=マティアス・ヘグモ氏を新監督に招聘した。教え子であるMFサミュエル・グスタフソンやノルウェー代表MFオラ・ソルバッケンの獲得もあり、両者にとって馴染みやすい環境が作られている。継続路線のクラブが多いなか、戦術の浸透に要する時間が影響を与えそうだ。4位には、昨季シーズン終盤にかけて本来のチーム力を発揮し、天皇杯王者にもなった川崎フロンターレを予想。今冬の移籍市場でもMF山本悠樹やDF三浦颯太など楽しみな人材を加えている。また、FWエリソンはJリーグでは珍しいほどにパワフルな選手であり、楽しみな新外国籍選手の1人だ。

3位は、昨季3位のサンフレッチェ広島。補強は控えめだったものの、今やリーグ屈指のストライカーとなったFW大橋祐紀の獲得は極めてポジティブ。2位は、昨季も2位の横浜F・マリノス。移籍市場では層を厚くすることに成功し、なかでも昨季怪我人が相次いだセンターバックにDF渡邊泰基を加えられたことはポジティブだ。ただ、陣容では神戸にやや及ばないか。1位には、昨季のJ1リーグ王者ヴィッセル神戸を予想。DF広瀬陸斗やMF井手口陽介、FW宮代大聖など各ポジションに実力者を加え、AFCチャンピオンズリーグの負担を考えても優勝争いできる陣容が揃った。ただし、クラブとしてアジアでの経験値不足は不安材料だ。

後日公開予定の「全クラブ戦力評価」では、より詳細な戦力評価を実施する。