日本代表OBの大久保嘉人氏が、31日に行われるAFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦・バーレーン戦のスタメンを予想。攻撃陣の2列目にFW中村敬斗(スタッド・ランス)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF堂安律(SCフライブルク)を抜てきした理由を語るとともに、対戦相手の弱点を指摘した。
森保一監督は19日のイラク戦で久保をトップ下、MF南野拓実(ASモナコ)を本職ではない左サイドでスタメン起用。しかし南野が中央寄りのポジションをとることにより、久保が右サイド寄りに流れるなど、攻撃時に使えるスペースが限定された。
イラク戦の戦いを踏まえて、久保をトップ下、左サイドに中村、右サイドに堂安を配したインドネシア戦では攻撃陣が機能。特に右サイドでは久保、堂安、DF毎熊晟矢(セレッソ大阪)の連係プレーから何度もチャンスを作った。
一発勝負を間近に控える中、大久保氏は29日配信開始のDAZN制作『やべっちスタジアム』に出演すると、バーレーン戦のスタメンを予想。「攻め急がないこと。バーレーンのカウンターが怖い」と試合のポイントを挙げた上で「ボールロストを避けるために、ボールキープ力のある久保と堂安をスタメンに選んだ」と説明している。
また大久保氏はバーレーンの弱点を訊かれると「最終ラインはかなり雑で、判断がかなり悪い」と指摘。「特に相手の右サイドバックの裏にスペースができる。そういうところをドンドン突いてほしい」と、中村に対してドリブルによる積極的な仕掛けを期待している。
一方、守備陣では左サイドバックにDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)、右サイドバックに毎熊を抜てき。「バーレーンはイラク戦の日本代表を見て、サイドバックが(前へ)上がったところを突いてくると思う」と、相手の狙いを分析した上で「毎熊はインドネシア戦で非常に良い動きをしていた」とコメントを残した。
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大久保氏のバーレーン戦スタメン予想
GK
鈴木彩艶
DF
毎熊晟矢、板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝
MF
遠藤航、守田英正
堂安律、久保建英、中村敬斗
FW
上田綺世
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