理由3．付帯保険を手厚くできる
海外・国内への旅行・出張が多い場合にもクレジットカードの複数持ちは有効だ。海外・国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持てば、その分補償を手厚くできる。
たとえば、旅行中に海外で入院し、治療費が1,000万円かかったとしよう。この場合、疾病・傷害治療費の補償限度額が500万円のクレジットカードを2枚持てば、500万円ずつ補償を受けられる可能性が高い。
死亡・高度障害保険金の場合は、持っているすべてのクレジットカードの付帯保険の中で、最も高い補償額を限度としてそれぞれの保険から案分した保険金が払われる仕組みなので注意が必要だが、死亡・高度障害以外の場合、複数のクレジットカードを持っていると補償額が合算され、より安心して旅行できる。
管理できる枚数を上手に使いこなそう
クレジットカードの複数持ちにはさまざまなメリットがあり、それを使いこなせる程のマネーリテラシーがあるからこそ、お金持ちになるのだろう。
しかし、管理ができなくなっては本末転倒だ。あくまで「クレジットカードを管理できる枚数だけ組み合わせ、上手に使いこなす」のが基本だと考えてほしい。
文・荒井美亜（金融ライター/ファイナンシャル・プランナー）
立教大学大学院経済学研究科を修了（会計学修士）。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者（試験合格）
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