元アルビレックス新潟所属選手のMF本間至恩は、クラブ・ブルッヘのセカンドチームであるクラブNXTの主力選手として活躍。トップチームでの出場機会に恵まれない中、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』は今月27日に移籍の可能性を報じている。
同紙は「クラブ・ブルッヘは“一発屋”の本間に別れを告げることを検討している」という見出しのもと、同選手の去就を特集。「本間は構想外のリストに含まれている。今季もクラブNXTのマッチシートで最初に名前が挙がる選手のひとりだ。それだけに彼が退団するとなれば、クラブ・ブルッヘにとっては大きな痛手だ」とクラブ・ブルッヘの本間放出検討に否定的な見解を示しているが、同選手の獲得に乗り出しているクラブが存在するか定かではないという。
その本間は2022年7月に新潟からクラブNXTへ完全移籍。2022/23シーズンのベルギー2部リーグ戦で4ゴール4アシストと結果を残すと、昨年5月28日に行われたベルギー1部プレーオフのKRCヘンク戦でトップチームデビュー。6月4日のユニオンSG戦で1ゴール1アシストと逆転勝利の立役者になるとともに、ユニオンSGとロイヤル・アントワープの優勝争いを左右した。
それだけに『ヘット・ラーツテ・ニウス』は「彼は2022/23シーズンのベルギー1部リーグで、アントワープに間接的にタイトルをもたらした“一発屋”として、歴史に名を残すだろう」と評している。
今季ここまでベルギー1部で出番なし、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグで2試合の出場にとどまる一方、クラブNXTではほぼ全試合スタメン出場の本間。トップチームでの出場機会限定を巡っては、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が昨年11月、同選手の代理人や関係者の話として「彼はとても落胆している。もっとトップチームでプレーしたいと思っている。彼の目標はトップチームでレギュラーを掴み、国際舞台でも活躍することだ」とリポート。選手サイドから不満が沸き起こっている状況を伝えていた。