マタイス・デ・リフト 写真:Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG /フランス1部)が、バイエルン・ミュンヘンに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)の獲得に興味を示しているようだ。フランス『RMCスポーツ』が伝えた。

 昨夏に加わったスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルが3日に行われたフランス・スーパーカップのトゥールーズ戦で負傷し、フランス代表DFプレスネル・キンペンベも負傷で今季未出場となっているPSG。加えて、バイエルンが獲得に興味を示しているフランス代表DFノルディ・ムキエレの去就が不透明となっている。

 そのため、PSGは守備強化を望んでおり、ここ数日でバイエルンにデ・リフトの獲得を打診しているという。バイエルンはトーマス・トゥヘル監督のもとで序列が低下しているものの、2027年夏までの契約を残しているオランダ代表DFの売却を望んでいないようだ。

 なお、負傷離脱を繰り返しているデ・リフトは現状に満足していないとされており、今夏にバイエルン退団の可能性が浮上。恩師率いるマンチェスター・ユナイテッドや日本代表DF冨安健洋が在籍しているアーセナルが関心を示しているとされている。

 アヤックス下部組織出身のデ・リフトは2016年夏にトップチーム昇格を果たすと、ユベントスでのプレーを経て、2022年夏にバイエルンへ移籍。昨季は公式戦43試合に出場したものの、今季は負傷などの影響で絶対的な地位を築くことはできず、ここまでブンデスリーガ9試合の出場にとどまっている。