FWリオネル・メッシやFWルイス・スアレスなど擁するMLS(アメリカ・メジャーリーグ)のインテル・マイアミは、今年2月に国立競技場でヴィッセル神戸と対戦予定。メッシと肩を並べるスター選手、FWクリスティアーノ・ロナウドもサウジアラビア1部アル・ナスルの一員として再来日の可能性があるという。
アル・ナスルは昨年夏に「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2023」の一環として来日。パリ・サンジェルマン(PSG)やセリエA(イタリア1部)の強豪インテルと対戦したほか、ロナウドはパナソニックスタジアム吹田で小学生向けのサッカークリニックを開催した。
そのアル・ナスルは今月に中国で予定されていた親善試合が延期に。24日に上海申花、28日に浙江FCと対戦予定であり、チーム一行が中国でトレーニングをしている最中でのドタキャンであるだけに、ロナウド本人も23日の会見で「僕にとって、今日は悲しい日。サッカーではコントロールできないこともある」と、中国のファン・サポーターにむけて謝罪していた。
中国での親善試合中止が波紋を呼ぶ中、サウジアラビア紙『アル・リヤディヤ』は今月23日、アル・ナスルが今後海外ツアーを実施する可能性について「中国から2つの巨額オファーが届いている。くわえて日本からのオファーも手元にあるため、来年夏に中国や日本を訪れるかもしれない」とリポート。今月の中国ツアーが中止になった理由については「ロナウドが筋肉系の怪我により、2試合でプレーできないことが原因」と伝えている。
ただ昨年夏に大阪でツアーを実施した際には、酷暑でのプレーが問題に。アル・ナスルのルイス・カストロ監督は2試合を終えた後に「日本の湿気と酷暑が我々のパフォーマンスに影響を与えた。この時期の試合は難しい」と嘆くとともに、PSG戦から中1日でインテル戦、インテル戦から中1日でアラブクラブチャンピオンズカップのアル・シャバブ戦という超過密日程にも言及していた。来年夏に日本ツアー実施となれば、同様の問題は避けられない。