チアゴ・モッタ 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)が、ボローニャ(イタリア1部)を率いるチアゴ・モッタ監督(41)の招へいに興味を示しているようだ。スペイン『アス』が伝えた。

 クラブのレジェンドであるシャビ・エルナンデス氏が2021年11月から指揮しているバルセロナは、昨季のラ・リーガでドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンなどを中心とした堅守を武器に4年ぶりに優勝。過去2年間はグループステージ敗退に終わっていたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメント進出を果たしたものの、今季はリーグ戦で3位に位置しているほか、コパ・デル・レイでは準々決勝でアスレティック・ビルバオに敗戦した。

 そんなバルセロナだが、財政難を抱えていることからシャビ監督を解任して新たな指揮官を招へいするための資金がないという。クラブの状況は複雑になっているものの、シャビ監督が今後3ヶ月で今季序盤のような状況が続けば、続投することはなく、クラブOBである・モッタ監督をリストアップしている模様だ。

 イタリア代表として30キャップを誇るモッタ氏はバルセロナでプロキャリアをスタートさせると、アトレティコ・マドリード(スペイン1部)やインテル(イタリア1部)などでプレーして、2018年にパリ・サンジェルマン(PSG /フランス1部)でスパイクを脱いだ。

 その後、2018年からPSGのU−19でで指導者キャリアをスタートさせると、ジェノア(イタリア1部)とスペツィア(イタリア1部)での指導を経て、2022年9月にボローニャの監督に就任。今季はセリエAで7位に位置しており、CL圏内となる4位のフィオレンティーナとは2ポイント差となっている。