MF大森晃太郎は今月26日、明治安田J1リーグのジュビロ磐田からタイ1部ムアントン・ユナイテッドへ期限付き移籍することが正式決定。新天地での意気込みを語ったほか、かつて北海道コンサドーレ札幌や川崎フロンターレでプレーしていたMFチャナティップ・ソングラシンに言及。Jリーグへ挑戦するタイ人選手の増加を予想している。
大森はガンバ大阪、ヴィッセル神戸、FC東京を経て、2020シーズンから磐田でプレー。在籍4年間でリーグ戦118試合に出場しいて7ゴールをマークも、2023シーズンはチームがJ1昇格を決めた傍ら、リーグ戦で5試合の出場に終わった。
磐田の業務提携先であるムアントンへ、今年6月30日までの期限付き移籍により加入した大森。ムアントン公式YouTubeチャンネルでは、26日に同選手のインタビュー動画が公開されている。
このインタビューにおいて、大森は「チャナティップ(・ソングラシン)、ティーラトン(・ブンマタン)、ティーラシン(・デーンダー)らが日本で活躍して、タイリーグのレベルが上がっている」と、タイ人選手のクオリティを高く評価。
「(ムアントンで)練習して思ったのは、技術的な部分もそうですし、サッカーを団体でできているなと感じました。若い選手も技術があって、これから日本やヨーロッパに行ったりする選手は多いかなと感じました」と、MFエカニット・パニヤ(ムアントンから浦和レッズへ期限付き移籍中)に次ぐタイ人選手のJリーグ挑戦を期待している。
また大森は「期限付き移籍で加入しましたけど、1日でも長くムアントンで活躍できるように全力で頑張りたいのと、あとは試合で結果を残して、チームの一員になれるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と語るなど、今年7月以降もムアントンでプレーする可能性があることを示唆した。
チャナティップの古巣であるムアントンは、タイ1部リーグを4度制した強豪。ただ直近数シーズンはタイトルから遠ざかっており、2023/24シーズンも15試合を終えて5勝3分7敗。首位バンコク・ユナイテッドから勝ち点16差の10位に沈んでいる。