セルティック所属DF小林友希は、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで構想外に。ヴィッセル神戸復帰や横浜F・マリノス移籍が噂されていたが、ここにきてMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)移籍の可能性が浮上している模様。26日、英紙『デイリーレコード』が報じている。
小林は2021シーズン終了後に神戸からセルティックへ完全移籍も、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと昨季は公式戦7試合の出場にとどまる。そしてロジャーズ監督就任後も、昨年7月に行われた日本ツアーの横浜FM戦で前半から失点に絡むなど、低調なパフォーマンスを露呈。その横浜FM戦で負傷退場すると、復帰後もほぼ全試合ベンチ外。現地メディアは以前から今年1月での退団がほぼ確実という見方を示している。
また英紙『サン』が昨年11月に神戸復帰の可能性やJリーグ複数クラブからの関心を伝えると、英紙『デイリーメール』は今月5日に「ハリー・キューウェル監督を招へいした横浜FMへ期限付き移籍することになる」とリポート。ただ横浜FM移籍報道に関しては、日本国内でフェイクニュースの可能性を指摘する声が挙がっていた。
Jリーグ復帰が濃厚とみられていた小林だが、『デイリーレコード』は「MLSのレアル・ソルトレイクとFCダラスがレンタル移籍による小林の獲得に興味」と報道。記事では「セルティックもオファーを受け入れる用意がある。本人もセルティックのトップチームで出場機会を得るのが難しいと感じている」と綴られており、オファーが届き次第にMLS移籍が実現するとみられる。
2005年設立のソルトレイクは、元イタリア代表ジュゼッペ・ロッシ氏の古巣。リーグ優勝の実績がなく、2023シーズンは14勝8分12敗と、ウェスタン・カンファレンス5位で終えている。一方のダラスは2023シーズンのリーグ戦で11勝13分10敗。ウェスタン・カンファレンス7位だった。