久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)は、24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦で、MF堂安律(SCフライブルク)やDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)らとともに何度も好機を演出。MF遠藤航(リバプール)からの関心も報じられる中、日本代表OBの内田篤人氏が久保の守備を評価している。

 2022年夏にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍して以降、ラ・リーガやUEFAチャンピオンズリーグの舞台で結果を残している久保。森保ジャパンではMF鎌田大地(ラツィオ)、MF南野拓実(ASモナコ)らとトップ下のレギュラー争いを繰り広げている。

 ただ今季ソシエダで好調を維持しているだけに、代表戦における久保のパフォーマンスも向上。19日開催のイラク戦では、左サイドでスタメン出場の南野が中央寄りのポジションを取ったこともあり、攻撃時に厳しいマークに遭ったが、インドネシア戦では右サイドでの連係プレーから何度もペナルティエリアに侵入していた。

 ただ内田氏が注目したのは、攻撃ではなく守備の局面におけるプレー。DAZN制作『内田篤人のフットボール・タイム』出演時に「久保君は守備上手い」と切り出すと、同選手のプレーについて以下のように分析している。

 「背中で(相手を)消せるというか、立ち位置とか。『僕ここから追うので、後はお願いしますね』といった守備を(する)。立ち位置とか、身体の向き、(相手選手への)詰め方とかによって、後ろ(で守っている選手)は分かりやすいなと思う。久保君が後ろとどれだけコミュニケーション取っているかは知らないけど」

 なおスペインメディア『Relevo』が25日に伝えたところによると、久保のパフォーマンスを確認する目的で、リバプールのスカウトがアジアカップの日本代表戦を現地で視察したという。またソシエダのイマノル・アルグアシル監督は今月13日の会見で「久保はシーズン通して本当に良いプレーを見せている。私が強調したいのは、守備面での協調ぶりだ」と語っていた。