貴田遼河 写真:Getty Images

 名古屋グランパス所属FW貴田遼河は、アルゼンチン1部AAアルヘンティノス・ジュニオルスへ期限付き移籍することが決まった模様。アルゼンチン大手スポーツメディア『TyCスポーツ』が25日、AFCアジアカップで森保ジャパンのトレーニングパートナーを務めていたU18日本代表の去就を報じている。

 現在18歳の貴田は、東京ヴェルディの下部組織やFC多摩ジュニアユースを経て、名古屋のU18チームに加入。2022年7月に2種登録選手としてトップチームに登録されると、同月13日の天皇杯4回戦・セレッソ大阪戦でトップチームデビューしたほか、2022シーズンのJ1リーグで2試合に出場。翌2023シーズンはリーグ戦12試合の出場、YBCルヴァンカップ5試合の出場で2ゴールをマークしていた。

 コンスタントに年代別の日本代表に招集される中、今月にはAFCアジアカップに臨むA代表に帯同していた貴田。『TyCスポーツ』は「アルヘンティノス・ジュニオルスが日本人選手と契約締結」という見出しをうち、「貴田は高原直泰、加藤友介に続き、アルゼンチンサッカーでプレーする3人目の日本人選手となる」とリポート。

 これによると、アルヘンティノスは名古屋から買い取りオプション付きの2年レンタルにより、貴田を獲得したとのこと。同選手はトップチームではなく、リザーブチームに合流予定だという。

 アルヘンティノスはディエゴ・マラドーナ氏の古巣であり、過去にアルゼンチン1部リーグを3度制覇。2023シーズンはファーストステージを10位で終えると、上位14クラブによるセカンドステージを3勝5分6敗と12位で終えている。