香港で最も大きなイベントの1つである、旧正月の祭典「旧正月インターナショナル・ナイト・パレード」が、尖沙咀(チムサアチョイ)で盛大に開催される。
開催日は旧正月初日である2月10日(土)となっており、今回は5年ぶりの催しとなる。
エネルギッシュなイベントを香港で体験してみては。
旧正月の幕開けとなる、国際的なパレード
旧正月の祝賀行事の幕開けとして、香港の旧正月ムードを盛り上げる同イベント。
“ワールド・パーティ、グレート・セレブレーション”をテーマとするこのパレードは、華やかなフロート(山車)と国際色豊かな香港内外のアーティスト達によるパフォーマンスで、今年の干支である龍のエネルギーと情熱を表現する。
同パレードは、香港文化中心(Hong Kong Cultural Centre)広場からスタートし、「シェラトン香港ホテル&タワーズ」の前でゴールする。
パレードが始まる前の18時からは、パレードのルートとなる広場や路上で、地元のパフォーマンスグループによるダンス・手品・音楽などが披露され、会場の空気を盛り上げていく。
日本も参加
今年のパレードでは、香港のナイト・パレード史上最多となる12カ国・地域から合計16組の国際色豊かな海外パフォーマーが登場。
日本からは、大晦日にテレビ出演した女性ダンスグループ「アバンギャルディ」、ダブルダッチグループ「ミレニアムコレクション&AutoBahn」そして、愛知県の「どまつり」から選出されたグループ「常笑」が参加する。
そのほか、照明を駆使して魅惑的な雰囲気を作り出すスペインの「Light Dancers(ライト・ダンサーズ)」や、ドイツの「Universe of Lights(ユニバース・オブ・ライツ)」、魅力的な文化をパフォーマンスで紹介する広西チワン族自治区芸術団とチベット・チャムド団(Tibet Chamdo Troupe)、アメリカからプロのチアリーディングチームなどが参加する予定だ。
香港からは、マーチングバンドや新体操、中国舞踊やボリウッド・パフォーマンスまで、国際的な賞を受賞した13のグループが魅力的なショーを繰り広げる。
また、このイベントのシンボルとして、地元のパフォーマンスグループが伝統的な獅子舞と龍舞を披露し、この祭りの伝統を伝える。
壮大なフロートが様々なスタイルの縁起の良い龍を披露
同パレードには、9台のフロートも参加。フロートの大半は、縁起が良いとされる今年の干支の龍が描かれ、香港の新年に幸運と喜びをもたらす様子が表現される。
パレードの後、フロートは尖沙咀の市政局百周年記念公園(The Urban Council Centenary Garden)に置かれ、2月11日(日)から25日(日)まで一般公開となるので、よく見てみよう。
旧正月に参加して、香港の魅力を肌で感じてみたい。
旧正月インターナショナル・ナイト・パレード
(田原昌)