ニューカッスル・ユナイテッド(イングランド1部)に所属するイングランド代表FWカラム・ウィルソン(31)に足して、複数クラブが獲得に興味を持っているようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。
コベントリー・シティ(イングランド2部)でプロキャリアをスタートさせたウィルソンは、イングランドの複数クラブを経て、2020年夏にボーンマスからニューカッスルへ加入。強靭なフィジカルを武器に今季もここまでプレミアリーグ14試合で7ゴールを記録している。
そんなウィルソンをニューカッスルが1月に移籍金1800万ポンド(約33億8000万円)前後で売却する可能性があるという。2021年にをサウジアラビアの政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)に買収されたニューカッスルはそれ以来、4億ポンド(約751億6000万円)を費やしており、ファイナンシャルフェアプレー違反を避けるために選手を売却しなければいけない状況となっている。
この状況にマンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、チェルシーのプレミアリーグのタイトルを争う3クラブが注視している模様。同選手は以前にアトレティコ・マドリード(スペイン1部)とも交渉を行ったようだが、今夏に開催されるユーロ2024のイングランド代表メンバーに選出されるためにスペイン代表FWアルバロ・モラタのバックアッパーとして移籍するリスクを避けたようだ。
なお、ニューカッスルは主将であるイングランド代表DFキーラン・トリッピアーとパラグアイ代表MFミゲル・アルミロン
にも退団の可能性が浮上。前者にはバイエルン・ミュンヘンが関心を示していたものの、ニューカッスルの要求額が足かせとなり、交渉が破談。後者に関してはサウジアラビアのクラブが関心を示しているが、中東移籍に否定的のようだ。