松田陸(セレッソ大阪在籍時) 写真:Getty Images

 日本代表は今月24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節でインドネシア代表を撃破。森保ジャパン勝利の裏で、セレッソ大阪からガンバ大阪へ完全移籍したDF松田陸、愛媛FC所属FW松田力の兄弟Jリーガーによるインドネシア代表入りの可能性に注目が集まっている。

 松田陸と松田力はインドネシア人の父親と日本人の母親を持っており、インドネシアのSNSユーザーから応援メッセージが寄せられることも。日本代表がインドネシアと対戦している最中、ネット上ではインドネシアメディア『skor』による両選手へのインタビュー内容が反響を呼んでいた。

 この2021年10月に行われたインタビューによると、当時C大阪でチームメイトだったことについて力は「最初はちょっと気まずかったですけど、大学まで一緒にプレーしていたので、懐かしい気持ちや嬉しい気持ちがありますね」と語ると、陸は「一緒にプレーしたいという気持ちはずっとありましたし、久しぶりにまた一緒にプレーできてとても幸せです」と喜びをあらわにしたという。

 また力はインドネシア方面からのメッセージに言及。「向こうから『インドネシアのクラブに移籍しないの?』といったDM(ダイレクトメッセージ)がたくさん来るけど、全く気にしていなかったですね。インドネシアにルーツがありますが、インドネシア語は全く話せません」と語っている。

 ただ一方で「インドネシア代表でプレーしたいか」という質問に対して、陸は「どうですかね。できれば挑戦してみたいですけど、インドネシアのサッカーのレベルをまだ分かっていないですね」と回答。力が「いつでもいいですよね?オファーがあれば」と前向きなコメントを残したが、これに対して陸は「そんなわけないよ。インドネシア代表でプレーできるようになるまでには数年間インドネシアで生活しないといけないからね」と言葉を返している。

 さらにインドネシア国内クラブでプレーする可能性について、陸は「将来的にはそうなるかもしれないですね。僕自身インドネシアのことが好きなので、プレーしたいですね」とコメント。力も「インドネシアでのプレーについて考えていますよ」と前向きな姿勢を覗かせている。