日本代表GK鈴木彩艶は、今月24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦でスタメン出場。DAZNのSNS投稿により、チャンスを演出した鈴木のパントキックに対する称賛が相次いでいるが、かつて東京ヴェルディや名古屋グランパスでプレーしていた高木義成氏は異なった見解を示している。
ファン・サポーターの間で話題を呼んでいるのは、2-0で迎えた後半9分のシーンだ。鈴木はセットプレーのハイボールをキャッチすると、右サイドのスペースを目がけてパントキック。これがMF堂安律(SCフライブルク)に繋がると、堂安はMF旗手怜央(セルティック)とのパス交換でペナルティエリアに侵入。左足からグラウンダー性のシュートを放ったが、惜しくも枠を捉えることはできなかった。
それでもDAZNの公式X(旧ツイッター)アカウントは、当該シーンを50秒程度の動画でアップし、「これぞ鈴木彩艶!パントキックを前線へピタリ」と絶賛。「ハイボール処理からカウンター開始。堂安&旗手の魅惑のコンビネーションも、フィニッシュは枠を捉えられず」と投稿すると、「彩艶ナイス!」「鈴木、よくキャッチしたね」といったメッセージが多く寄せられている。
しかし高木氏は鈴木のプレーを称賛するSNS投稿に対して複雑な思いを抱いている模様。DAZNの投稿を引用した上で「こんなのは当たり前で出来るでしょ。こぞってパチパチパチじゃないんよ」と切り出すと、「そんなことより、このタイミングでもしっかりスタメンに名前連ねて、失点したけど決勝トーナメントに進んだ経験が大事なんじゃないの?」と疑問を投げかける。
その上で高木氏は「もう、GKのキックが上手いとか、要らんやろ(笑)これぞとか(笑)やめとけー」と綴ると、「前の二試合も、しっかり狙ってた。受けてと合わないこともあったけど。しょーもな」と呆れた。