元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズなどJリーグ複数クラブの公式インスタグラムアカウントをフォローしたことで注目を集めているが、Jリーグでプレー続行の可能性は低いようだ。24日、ブラジルメディア『グローボ』が同選手のコメントを伝えている。
ダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が昨年12月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。ECバイーアをはじめブラジル国内複数クラブが移籍先候補として報じられているものの、天皇杯決勝・柏レイソル戦の翌日に退団が正式決定してから1か月以上にわたり無所属状態だ。
またダミアンは今月中旬以降、浦和、札幌、横浜FC、鹿島、中国1部・上海海港のインスタグラムアカウントを次々とフォロー。ネット上ではJリーグでプレーを続ける可能性を期待するファン・サポーターがいる一方、一部クラブへの売り込みという見方も広まっていた。
そんな中、『グローボ』は24日に「他クラブを含め、日本に残るためのオファーもあったが、新たなチャンスを求めて旅立つことを決断した。2024シーズン開幕からのプレーを目指し、代理人とともにオファーを精査している。彼の将来はまだ決まっていないが、すでに水面下で半分は決まっている。母国復帰の可能性を好意的に捉えられており、他の南米のクラブとの競争がある中、選択肢のひとつに挙げている」とリポート。
ダミアン本人は同メディアのインタビューに応じると、川崎退団の裏側や移籍交渉の現状について、以下のようなコメントを残している。
「僕は誰のためにもドアを閉ざすことはない。それがひとりの選手としての人生だ。クラブが何を望むか決めるまでは、選手は自分の役割を果たさなければならない。だから僕も自分の役割を果たさなければならない。僕は今、自分の体を鍛えている。(新天地で)プレーを始めて、すぐにチームの力になれるようにね。ブラジルに残るチャンスもあるが、海外へ行くチャンスもあるよ」
「新しいことを探したり、他の場所に行ったりするために、川崎を離れる時がやって来たんだ。だから(川崎で)プレーを続けたくなかったし、そこでの僕の仕事は終わったと思ったね。僕はいつも競争したいし、プレーしてチームを助けたいと思っている」