かつてガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズに在籍していたブラジル人FWレオナルドは、2023シーズンの中国1部リーグ得点王に。山東泰山から浙江への期限付き移籍期間が昨年12月末に満了した中、日中韓の比較でJリーグでのプレーが最も難しいと感じた理由を説明した。24日、ブラジルメディア『iG』が同選手のコメントを伝えている。
現在26歳のレオナルドは、鳥取在籍時の2018シーズンにJ3リーグで得点王に輝くと、新潟移籍1年目の2019シーズンにはJ2リーグで28ゴールを挙げて、再び得点王に。浦和で迎えた2020シーズンにもJ1リーグで11ゴールをマークするなど、日本で順調なキャリアを過ごしていた。
しかし2020シーズン終了後に浦和から山東泰山へ完全移籍すると、山東ではわずか数カ月で構想外に。河北や韓国1部・蔚山現代、長春亜泰、浙江へレンタル移籍する中、長春と浙江で過ごした2023シーズンは、リーグ戦28試合の出場で19ゴールを挙げた。
そんなレオナルドは今月、『iG』のインタビューに応じると「アジアの環境にすぐ順応できたし、アジアでの日常生活も充実している。素晴らしいところだね。文化は違うけど、向こうの人たちがたくさん教えてくれるんだ。向こうの人たちはとても礼儀正しいけど、日常生活はブラジルと全く異なるね」と、アジアでのプレーに対する満足感を覗かせる。
そしてアジアサッカーの特徴を訊かれると、「多くの進化がある中、みんなそれぞれの考え方を持っている。個人的には、Jリーグが最も難しいと感じている。ストライカーからゴールキーパーまで、全員が守備をしなければならないからね。韓国のリーグはフィジカルコンタクトが多い。中国のリーグは個人プレーにフォーカスされているという点でブラジルのサッカーと似ている。それぞれのリーグの良さがあるんだ」と説明している。
レオナルドの去就を巡っては、中国メディア『新浪』が今月6日に「レオナルドの保有権は依然として山東泰山にあるが、彼は中東へ行く予定だ」と中東移籍の可能性を報じているが、選手本人は自身の今後について「自分の将来を決めるためのオファーを待っているところだ」と白紙を強調した。
