イアゴ・マイダナ 写真:Getty Images

 ブラジル1部アメリカ・ミネイロ(アメリカMG)を退団した元U20ブラジル代表DFイアゴ・マイダナには、Jリーグクラブからオファーが届いている模様。ネット上では、マイダナが鹿島アントラーズへ移籍するのではと噂に。同クラブは先日、クロアチア人DFヨシプ・チャルシッチの獲得を見送っていた。

 アメリカMGのブラジル2部降格もあり、今月24日に同クラブ退団が正式決定したマイダナ。ブラジルメディア『iG』は「マイダナは今年、ブラジル国外でプレーすることを望んでいる。日本やアメリカのクラブからオファーが届いている。すでに韓国国内クラブからのオファーを却下した」と伝えていた。

 するとマイダナ本人は日本時間25日午前7時の時点で鹿島の公式インスタグラムアカウントをフォロー。同選手を顧客に持つエージェント会社も鹿島をフォローしていることから、ネット上では「マイダナが鹿島へ移籍するのか?」といった声が挙がっている。

 その鹿島は先日、セルビア1部フドバルスキ・クルブTSCからチャルシッチを完全移籍により獲得することでクラブ間合意。しかし来日後に実施したメディカルチェックの内科検査で問題が見つかったとして、双方合意のもと正式契約を結ばなかった。

 また鹿島の小泉文明代表取締役社長は、21日に行われた新体制発表会で、外国籍選手を獲得する可能性について「交渉は最終段階」と語っていた。

 現在27歳のマイダナは、身長195cmで右利きのセンターバック。アトレチコ・ミネイロやスポルチ・レシフェなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩いたほか、2021年8月からおよそ4か月間にわたりポルトガル1部ジル・ヴィセンテでMF藤本寛也とチームメイトの間柄だった。

 そして2022年1月にアトレチコ・ミメイロからアメリカMGへ移籍すると、加入1年目はコパ・リベルタドーレスで全10試合フル出場も、ブラジル1部リーグでは12試合のスタメン出場にとどまった。しかし翌2023シーズンは主力センターバックとして活躍。リーグ戦24試合で先発出場と、チームが下位に沈む中で気を吐いていた。