日本代表GK鈴木彩艶は、今月24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦でスタメン出場。DFプラタマ・アルハンのロングスローから失点しただけに、インドネシア国内では鈴木の試合前コメントを揶揄する声が挙がっているという。
鈴木は14日開催のベトナム戦でスタメン出場も、前半のうちにセットプレーから2失点。19日に行われたイラク戦では、5分に自陣右サイドからゴール前に上がったクロスをパンチング。しかしセカンドボールがFWアイマン・フサインの正面に行くと、フサインにヘディングシュートで押し込まれて、先制点を献上。前半アディショナルタイムにもフサインにゴールネットを揺らされるなど、結果を残せなかった。
SNSでの差別被害でも話題を集めた鈴木だが、森保一監督はインドネシア戦でも同選手をスタメン起用。インドネシアのシュートが3本と見せ場が少なかったが、後半アディショナルタイムにアルハンのロングスローからDFサンディ・ウォルシュにゴールネットを揺らされた。
インドネシアメディア『リアウポスト』が注目したのは、アルハンのロングスローに対する鈴木の見解だ。同メディアはキックオフ直前に「鈴木はアルハンのロングスローを軽視している」とリポート。これによると、日本代表GKは試合前に「ロングスローはクロスに似ているので、自分がボールを弾いたりキャッチすることができれば、そこまでチームにとって脅威になるものではないと思う」と語っていたという。
ただアルハンのロングスローから失点しただけに、X(旧ツイッター)上では、海外のSNSユーザーから「アルハンのロングスローを過小評価していた鈴木はどこへ行ったんだ?」「鈴木はアルハンのロングスローの恐ろしさを感じたはず」といった声が噴出。
インドネシアのテレビ局『tvOne』は「アルハンのロングスローを軽視していた日本のゴールキーパーは石に激突。ウォルシュのゴールにより、クリーンシートを達成できなかった」と、皮肉を交えながら鈴木の失点シーンにフォーカスした。