手数料が下がっていく未来はあるのか
QRコード決済にはさまざまなメリットがあるものの、決済事業者にかかるコストが下がらない限り決済手数料も下がらず、ボンディ神田のような選択を取る店が増えていく可能性もあるだろう。
「確かに個人店や中小規模のチェーン店だと、利益に対しての手数料が大きな負担になることで導入のメリットを出しにくいというのが現状で、結果キャッシュレス普及へのハードルにもなっているのです。しかし最近、経産省では手数料を下げていくために業界構造がどうあるべきかを中心に分析がされています。手数料にかかる費用の内訳で最も大きいのが、銀行に支払うチャージ関連費用ということも明らかになり、銀行に公正取引委員会の実態調査も入っています。そのため今後さまざまなコスト低下が実現していけば、全体的に手数料が下がる可能性も十分ありえます。将来的に、キャッシュレス比率80%を目指す政府としては今後もポイント還元等の施策を実施するでしょうし、QRコード決済には多くのメリットもあるので、店舗の規模によってどういう決済のスタイルを選んでいくのかが重要になっていくのではないでしょうか」(同)
QRコード決済には、決済手数料の高さを含めたデメリットもあるが、導入することでの客数増加といったメリットがあるのも事実だろう。今後もし手数料が下がっていけば、個人店や中小規模のチェーン店でも導入しやすくなるはずだ。
(文=A4studio)
提供元・Business Journal
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