ホンダが新型シビックRSのプロトタイプを東京オートサロン2024で披露。既存のハッチバックボディをベースに、専用アレンジのメッシュグリルやメッシュバンパー開口部、レッドの“RS”エンブレムなどを配備。ギアボックスには6速MTを搭載。発売は2024年秋を予告
ホンダは2024年1月12日、東京オートサロン2024において新型シビックRSのプロトタイプを初公開した。

ヨットが風を受けて海原を悠々と、未知の彼方に駆け抜ける“Road Sailing(ロード・セーリング)”をイメージしたネーミングを冠するシビックのRSグレードは、1974年に1200RSとして初代に設定され、当時の走り好きから絶大な支持を集めたスポーティモデル。近年のホンダ車では、フィットやN-ONEにRSのグレード名をつけている。今回、シビックにRSグレードを復活させることについて、現地のスタッフは「タイプRほど稀少で尖ったモデルではなく、気軽にスポーティな走りが楽しめるシビックを求める声に応える形で設定した」とコメントする。

ブラックのボディカラーでシックに決めた展示車のプロトタイプを観察すると、専用アレンジのメッシュグリルやメッシュのバンパー開口部、レッドの“RS”エンブレムなどを配備していることが確認できる。パワートレインについては、ホンダがギアボックスに6速MTを搭載することを予告していることから、通常モデルのe:HEVではなくL15C型1496cc直列4気筒DOHC16V・VTEC直噴ガソリンターボエンジンを専用チューニングで採用することが予想される。シャシー面については、海外仕様のSiなどを参考にしながら、日本の道路環境に即した上質かつ引き締まった足回りに仕立ててくるだろう。ちなみに展示車のプロトタイプは、シューズにブラック塗装の18インチアルミホイールと235/40R18サイズのグッドイヤー・イーグルF1タイヤを組み込んでいた。





なお、ホンダはシビックRSを2024年秋に発売予定とアナウンス。このスケジュールに向けて、開発を鋭意進めていく見込みだ。また、プロトタイプは1月17日から26日にかけて、ホンダウエルカムプラザ青山にてアンコール展示されている。
提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ