9位:川崎フロンターレ
移籍・加入による戦力評価:C
主な移籍選手(OUT)
- DF山根視来(ロサンゼルス・ギャラクシーへ完全移籍)
- DF登里享平(セレッソ大阪へ完全移籍)
- MFジョアン・シミッチ(サントスへ完全移籍)
- MF山村和也(横浜F・マリノスへ完全移籍)
- FWレアンドロ・ダミアン(契約満了に伴い退団)※去就未定
- FW宮代大聖(ヴィッセル神戸へ完全移籍)
主な加入選手(IN)
- DF丸山祐市(名古屋グランパスから完全移籍)
- DF三浦颯太(ヴァンフォーレ甲府から完全移籍)
- DFファン・ウェルメスケルケン・際(NECナイメヘンから完全移籍)
- MF山本悠樹(ガンバ大阪から完全移籍)
- MFゼ・ヒカルド(ゴイアスから完全移籍)
- MFパトリッキ・ヴェロン(バイーアから完全移籍)
- FWエリソン(サンパウロから完全移籍)
9位は、久しぶりに優勝争いに絡めず8位でシーズンを終えた川崎フロンターレ。毎年のように上位獲得や優勝を争ってきたチームは、1つの転換期を迎えた。12人と多数が退団し同数が加入。内訳をみると、上記に挙げた選手のうち30代の退団選手は4人、加入選手ではDF丸山祐市のみだ。経験を疎かにするわけでないが、若い風を招いたと言える。
新加入選手での注目は、MF山本悠樹と左サイドバック2人。ガンバ大阪から加わった山本は、川崎の強みであった中盤の構成力を引き上げる存在。DF登里享平が去った左サイドバックには、DF三浦颯太とDFファン・ウェルメスケルケン・際というスケールの大きな2人を加えた。昨季アンカーとして質の高さを見せたMFジョアン・シミッチと勝負強さと献身性は健在だったFWレアンドロ・ダミアンの後釜には、やはりMFゼ・ヒカルドとFWエリソンという外国籍選手2人を据えた。
トップ下を本職とするMFパトリッキ・ヴェロンを含めいずれもJリーグ初参戦となるが、川崎は獲得する外国籍選手の質の高さに定評があるクラブ。多少の主力移籍はあれど、即戦力を獲得したことで9位とした。