大分トリニータ所属DFペレイラが、FW伊東純也(スタッド・ランス)ら擁する日本代表のレベルや、Jリーグ秋春制移行、日本国内での「野球vsサッカー論争」について語った。23日、米メディア『ESPN』が同選手のコメントを伝えている。
森保一監督率いる日本代表は、カタールW杯でドイツ、スペインを下したほか、昨年6月の国際親善試合エルサルバドル戦からベトナム戦まで10連勝。直近数年間で、MF三笘薫(ブライトン)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)など、欧州トップレベルでプレーする選手が増加している。
森保ジャパンのAFCアジアカップ優勝が期待される中、日本で4年目のシーズンを迎えるペレイラは、日本代表や日本サッカーの成長ぶりを高く評価。『ESPN』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「今の日本代表はカタールW杯以降、負けていない(実際は昨年3月のコロンビア戦で1-2と敗北)良い世代だから、モチベーションがとても高い。多くの人たちは日本のことを知らないから、日本のサッカーは良くないと思っているけど、年々成長しているし、期待は大きいんだ」
「確か日本のFIFAランキングは18位か17位だと思う。この国のサッカーがいかに進化しているかを示しているね。彼らはヨーロッパのようになりたいというメンタリティを持っている。それを念頭に置いているから、2026年からヨーロッパと同じカレンダーになるんだ」
Jリーグ秋春制移行が、日本サッカーのさらなるレベルアップに繋がるとの見方を示したペレイラ。日本国内でのスポーツ人気については「日本では、サッカーと野球のどちらがより人気なのか論争が繰り広げられている。だけど、結局は同等なものだと互いのファンがリスペクトしているんだ。野球とサッカーがこの国の文化だね」と自身の見解を述べている。
なおペレイラは2021年2月にブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセから大分へレンタル移籍。2021シーズンにチームを天皇杯準優勝に導いたほか、翌2022シーズンにはJ2リーグで5ゴールをあげるなど主力選手として活躍。昨年に完全移籍へ移行すると、2023シーズンもリーグ戦32試合でプレーするなど、副キャプテンとしての役割を全うした。