町田浩樹 写真:Getty Images

 AFCアジアカップの日本代表DF町田浩樹は、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)の主力選手として活躍。MF久保建英(レアル・ソシエダ)とともにサウジアラビア1部アル・ナスルからの関心が報じられる中、依然としてトッテナム・ホットスパー移籍の可能性も残っているようだ。23日にベルギーメディア『7sur7』が報じている。

 町田は2022年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへ移籍。同年夏に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされたものの、昨年1月に復帰すると以降は出場機会を確保。今季ここまでベルギー1部リーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、主力センターバックとしてチームの首位キープに貢献しているだけに、他クラブからの関心は絶えない。

 ユニオンSGの契約期間が2026年6月までである町田の去就を巡っては、昨年12月からトッテナム移籍の可能性が何度も報じられたが、トッテナムは今月11日にジェノアからルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンを獲得している。

 一方でイタリア人ジャーナリストのルディ・ガレッティ氏は、今月17日に「アル・ナスルは外国人枠に空きを作りたいと考えている。その目的は守備の強化を目的としたセンターバックの獲得だ。ハリー・スーター(レスター・シティ)と町田が新たな獲得候補として浮上している」とリポート。サウジアラビア1部2位で、FWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルからの関心を伝えていた。

 ただ『7sur7』は「トッテナムはドラグシンを獲得したにもかかわらず、依然として町田に関心を寄せている」と報道。今年1月に獲得する場合、移籍金1500万ユーロ(約23億3000万円)を要する可能性を伝えた一方、ユニオンSGの方針として「シーズン中の放出には抵抗がある。断れないオファーが無い限り、少なくとも今季終了後まで町田を引き留めることが目標だ」と綴っている。

 今季からアンジェ・ポステコグルーがチームを率いるトッテナムは、ここまでプレミアリーグ21試合を終えて12勝4分5敗。首位リバプールから勝ち点8差の5位につけている。