年末年始、実家の帰省などはあるものの、毎年意外と暇になるものだ。そこで、釣具を持っていこうと画策していた所、『お正月のタイを釣ろう!』という誘い文句に釣られ、大晦日の遊漁船を予約した。普段はカヤックフィッシングでタイラバやSLJでマダイを釣っているので、ハードルは低い……はずだった。今回はカヤックアングラーが知らぬ地の乗合船でタイラバに挑戦した釣行記を報告したい。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・Noni)
大晦日のタイラバ釣行
集合場所には5グループ・7人の釣り人が居た。予約した順番に釣座を決めてゆく。「左前、左後、右前、右後」と決まり、最後の私は「右通路」となった。
移動中、座る場所が無くて辛かったが仕方ない。6:00出船、見慣れた明石海峡大橋を海から見上げた頃もまだ暗かった。
準備したタックル
普段カヤックで狙っている海域とは水深も潮流も違うだろうと思い、事前に船長に確認していた。カヤックで使っているものがそのまま使えそうだったので、ベイトタックルとスピニングタックルを1本ずつ用意した。
タイラバはヘッドの重ささえ交換すれば良いので、ネクタイやフックは予め15パターンほどを自作。何か良い入れ物は無いかと考えていた時にひらめいた「フックストッカー」は今回一番の収穫かもしれない。
タイラバ開始
徐々に明るくなった頃、ポイントへ到着。水深は30m程度と思ったより浅い。スタートしてすぐに隣のアングラーにチャリコがヒット!これは良い日に来たのかなと思ったが、後が全く続かなかった。前日に船長から「海苔パターンなので小さめ、細め、長めのコーラ、緑、赤、黒が良い」とLINEで連絡が来ていた。
ファーストヒットは自身初魚種
タイラバはとても簡単な釣りだ。船長のアナウンスする水深と魚の居るゾーンに合わせて、ルアーを落としては一定の速度で巻き上げ、また落とすことを繰り返す。
できるだけ殺気を消して単純作業を繰り返していると、トン!と気持ちの良いアタリがあった。タイラバはバラしも多い釣りなので慎重に巻き上げる。上がってきたのはこれまでに釣ったことが無いホウボウだった。