アゼルバイジャン国家観光庁のフアド・ナギエフ長官率いるミッションが来日し、12月13日に観光庁と観光協力に関する覚書を締結した。日本とアゼルバイジャンの観光交流発展に向けて情報交換を行うほか、観光商品のプロモーションに関して協力していく。

 奈良県で開かれた国連世界観光機関(UNWTO)主催のガストロノミーツーリズム世界フォーラムへの参加に合わせて来日。初めて、日本の旅行会社向け商談会やメディア向けプレゼンテーションも東京都内で実施した。

 日本からの観光客はまだ少なく、プレゼンテーションでは、同国の基本情報とともに世界遺産やモデルコース、食の魅力、観光客に近年人気のワインを紹介した。スキーやトレッキングといったアウトドアアクティビティーも楽しめる。

 アゼルバイジャンは古くから東西交易の要衝としてさまざまな文化が交わり、特に絨毯とワインの生産地として栄えた。近年は産油国としても知られる。首都バクーには、中世の面影をそのまま残す旧市街と多くのモダン建築物が混在している。複数の外資系ホテルの開業を控えるなど、受け入れ体制の整備が進んでいる。

提供元・トラベルジャーナル

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