クルマのデザインや走行性能に大きな影響を与えるホイール。
近年では軽量かつデザイン性に優れたアルミ製のホイールが主流となっていますが、アルミホイールメーカーのなかでも最高峰の技術力と品質の高さから、圧倒的な知名度を誇っているのがレイズです。
今回は、日本が世界に誇る人気ホイールメーカーのレイズが製造している7種類の最新ホイールブランドを詳しくご紹介!レイズホイールの魅力と人気の秘密も徹底解説します。
レイズホイールを愛車に履かせてみたい人はもちろん、すでに愛用しているファンも必見です!
文・PBKK / 編集・CarMe編集部 / 写真提供・株式会社レイズ
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長年にわたって高品質・高性能なホイールを手頃な価格で提供してきたレイズですが、その名を一躍有名にしたのが耐久レースの世界最高峰として知られるル・マン24時間耐久レースです。
1991年のル・マン24時間耐久レースでは、マツダが日本車として史上初の総合優勝という快挙を果たしていますが、その優勝車両となったマツダ・787Bが装着していたのがレイズのホイールでした。
ハイスピードで走り続ける耐久レースでは、ホイールにも高い性能が求められることは言うまでもありません。
レイズは優れた技術とたしかなスポーツ理論によって数々のハードルをクリアし、マツダの偉業達成の立役者となったのです。
レイズが販売しているホイールは、企画からデザイン、設計、製造、販売そして検品にいたるまですべて自社一貫体制でおこなわれています。
この「オールレイズ」かつ「メイドインジャパン」の体制はレイズの大きな特徴のひとつとなっていますが、これはモータースポーツで得られた知見を反映させ、高品質かつ安心・安全なホイールをつくるために必要不可欠なことでもあります。
レイズは、「The concept is racing.」というスローガンを掲げています。
常に挑戦が続くモータースポーツの世界で培った技術やノウハウを全工程に惜しみなく注ぎ、性能と安全性を高いレベルで両立することで、世界中のユーザーから支持を集めています。
過酷な条件で戦うレースホイールも、パフォーマンスを究めた鍛造ホイールも、ストリートで華やかに輝く鋳造ホイールも、すべてに最新のテクノロジーとメイドbyレイズの誇りが注がれているのです。
レースで培われた高性能ホイールを、より多くのユーザーに楽しんでいただきたい。世界のあらゆる車種に対応する、グローバル基準の鍛造ホイールでありたい。
その熱い想いが、レイズの原動力といえるのです。
レイズの大きな強みとなっているのが「鍛造(たんぞう)」の技術です。「鍛造」とはアルミのかたまりに圧力を加えて成型する製法を指します。
「鍛造」には軽量かつ高強度のホイールをつくりやすいというメリットがある反面、デザインの自由度が低いことや高価になりやすい点などがデメリットであるとされています。
一方、レイズでは独自の鍛造工法と妥協を許さない製造工程によって「鍛造」のメリットを最大限に活かしつつ、ファッション性に優れたデザインと低価格を実現しています。
レイズのアルミホイールは、世界最高峰とも言われる「鍛造」の技術により唯一無二のものとなっています。
ユーザーのニーズに合わせて、8つのブランドから好みのアルミホイールを選ぶことができるのもレイズの大きな魅力です。
それぞれのブランドの特徴を見てみましょう。
VOLK RACING(ボルクレーシング)はレイズを代表するホイールブランドです。
モータースポーツで培われた技術やノウハウが惜しみなく活かされた鍛造スポーツホイールの最高峰ブランドです。
2024年は、鍛造ならではの高性能をより幅広い車種に訴求していき、これまで以上に「強度」と「剛性」にフォーカスしていくようです。
gram LIGHTS(グラムライツ)は、鋳造製法の限界を極めた、高いパフォーマンスと斬新なデザインが特徴のスポーツブランドです。
最先端のホイール理論を注ぎ込み、本気でモータースポーツを楽しむユーザーを満足させる性能と魅力がぎゅっと詰まったホイールです。
ドリフト競技やラリーなどで採用され人気を集めていますが、近年ではSUV向けのラインアップも強化・拡大しています。
TEAM DAYTONA(チームデイトナ)は、「土の匂いを意識し、車種を絞ったからこそできるカタチ型に嵌まらぬ突き抜けたスタイルを提案する」をコンセプトにしたオフローダーのための専用ブランドです。
オフロードイメージやアメリカンカスタムの香りを漂わせるのが特徴ですが、街中でも使いやすいシティオフロードモデルも展開しており、幅広い層のユーザーから支持を受けています。
デイトナはオフロード仕様が好みの方だけでなく、都会的なスタイルを求める方にもおすすめです。
HOMURA(ホムラ)は、グラムライツと同じくレイズの誇る鋳造技術を最大限に活かし、美しさと機能を追求するプレミアムブランドです。
鋳造ホイールの魅力である高級感のあるデザインを突き詰めるだけでなく、性能面でも鋳造ホイールのポテンシャルを最大限に引き出しているのが特徴です。
大型の高級セダンをメインターゲットに見据えていましたが、2024年から新たにトヨタ・ハイエース用のアイテムが設定されました。
A●LAP(エーラップ)は、「できるだけ軽く」をコンセプトに、軽自動車から4WDまであらゆる車種に対応するコストパフォーマンスに優れたブランドです。
レイズが誇る最先端の鍛造技術をフルに活用し軽量化を実現。重量級4×4モデルの悪天候時やオフロードなどの困難な路面状態な使用にも耐えうる強度を獲得しているのが特徴です。
VMF(ベルサスモードフォージド)は、鍛造ホイールの新しいスタイルを提案する先進的なデザインが特徴のニューブランドです。
「モードフォージド」をコンセプトに掲げており、鍛造ホイールでありながら彫刻のように滑らかで、艶めかしく立体的な造形美が特徴です。
VERSUS(ベルサス)は、ヨーロピアンテイストの優雅なデザインが魅力のドレスアップブランドです。
奥行き感のあるデザインをコンセプトに、レーステクノロジーとメイドインジャパンの精密さを融合した高性能ホイールです。
幅広くドレスアップを楽しむユーザーや上質な足もとを求めるユーザーにおすすめです。
2024年1月12日から14日にかけて開催された「東京オートサロン2024」では、各ブランドからさまざまな新製品が登場しました。
今回は、CarMe編集部がおすすめするRAYS(レイズ)最新作ホイール3選定をピックアップしてご紹介!
ボルクレーシングのなかで、特に強度と剛性に優れたアルミホイールとして知られる「NE24」に対して、さらなる軽量化を実現したレーシングスペックの高性能アルミホイール。
アクセントとして入る赤のストロボラインがさらにレーシーな雰囲気を高めているのが特徴です。
商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。
「できるだけ軽く」がコンセプトのA●LAPシリーズに、爽快感あふれるホワイトカラーで競技用に強度を増したPROモデルが追加!
軽さが生み出すパフォーマンスはもちろん、A●LAPらしい手頃な価格はそのままなので、はじめてアルミホイールを購入する方やイメージチェンジしたい方にもおすすめ。
商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。
VMFの特徴である洗練されたデザインが特徴の鍛造ホイールです。
VIA 限定荷重値は840kgと、BEVやHEVといったヘビー級のモデルにも対応しているのも大きな特徴です。
大径かつ高強度のため、BEVのような重量のあるクルマにもおすすめです。
商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。
ほかにも東京オートサロン2024ではさまざまな新作アルミホイールが登場しています。
最新の技術と最先端のトレンドが融合したアルミホイールの数々を、ぜひ公式ウェブサイトでチェックしてみましょう。
とはいえ、実際にアルミホイールを選ぼうとすると、どんなデザインが愛車にマッチするのかがわからず悩んでしまう人も多いかもしれません。
そこでおすすめなのが、レイズが提供している「AR ホイール シミュレーター」です。
「AR ホイール シミュレーター」は、AR(拡張現実)の技術を使って、スマートフォンひとつで愛車とレイズのアルミホイールのマッチングを試すことができる便利なツールです。
公式ウェブサイトなどから好みのアルミホイールのQRコードを読み取るだけで使用することができ、アプリのインストールなどが不要な点もうれしいポイントです。
「AR ホイール シミュレーター」を使えば、さまざまなアルミホイールのイメージを手軽に楽しむことが可能です。
ただし、ホイールはクルマの安全や性能に関わる最重要保安部品のひとつであり、アルミホイール選びや交換には高度な知識と確実な技術が必要です。
実際にアルミホイールを購入・装着する際には、必ず信頼できるショップを利用するようにしましょう。