ロンドンで開催された「ワールド・ジン・アワード2024」において、長野県にある野沢温泉蒸留所の4つのジンが見事に賞を獲得。同蒸留所の卓越性と革新性が高く評価された。

同蒸留所のどの銘柄が国際的な栄誉を獲得したのか紹介しよう。

温泉郷の中心に位置する「野沢温泉蒸留所」

野沢温泉蒸留所は、2022年12月に、もともとは缶詰工場だった建物を改装することで生まれた蒸留所。野沢温泉のシンボルである共同浴場「大湯」から徒歩数分の、野沢温泉村の中心部に位置している。

ここでは施設見学やジンのテイスティングが楽しめる他、ギフトショップやカクテルバーも併設。野沢温泉の自然を、クラフトジンとウイスキーを通じて表現している。

4つのジンが「ワールド・ジン・アワード2024」で受賞

今回、「ワールド・ジン・アワード2024」で見事、野沢温泉蒸留所の代表的な商品である「NOZAWA GIN」が「ロンドン・ドライ・ジン」部門で金賞とベスト・イン・カントリー賞を受賞。

同じく「SHISO GIN」が「フレーバード・ジン」部門で金賞と日本一の称号を獲得。そして、競争の激しい「コンテンポラリー・ジン」部門で「CLASSIC DRY GIN」が金賞を、「IWAI GIN」が銅賞を獲得した。

授賞式に出席したブラッドリー・デ・マルティーノ・ロゾロールCEOは、今回の受賞に際し次のようにコメント。

「権威あるワールド・ジン・アワード2024でこのような名誉ある賞を受賞し、大変感激しています。私たちは野沢温泉村ならではの自然資源を紹介するだけでなく、蒸留の革新の限界を押し広げるジンを製造することに大きな誇りを持っています」

今年度のワールド・ジン・アワードは世界47カ国から900を超えるエントリーがあり、世界中の蒸留所が厳しく評価された。なお、2月22日(木)にはロンドンの「ジン・アワード」で「ワールド・ベスト・ジン」が発表される予定だ。

野沢温泉蒸留所のジンは果たして世界最高の栄誉に輝くのだろうか。今後の展開からも目が離せない。

Nozawa Onsen Distillery社
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394
営業時間:12時~19時
定休日:火曜日

(IKKI)