江戸時代は盛岡藩主が湯治に訪れ、湯守を置いて守らせたという名湯「台温泉」。
そんな台温泉の湯に浸かれる岩手県花巻市の「松田屋旅館」が、2月19日(月)に別館3階にある和室を「釜淵(かまぶち)の間」として全面改装。既に公式サイトから宿泊予約を受け付けている。
「松田屋旅館」に広々とした新客室が誕生
「松田屋旅館」は、岩手県花巻市の西部、静かな山あいを流れる台川と豊沢川沿いを中心に、十二の温泉が湧く花巻温泉郷の一角にある。
松田屋旅館には、「険坂(けわしざか)の間」「葉山(はやま)の間」「楓(かえで)の間」という3つの特別室「御仮屋(おかりや)」がある。今回、リニューアルを経て、70平米もの広さを誇る新たな御仮屋「釜淵の間」が誕生。別館3階にもともとあった8畳タイプの和室3室を1室にまとめ、広々とした客室を作り上げた。
新客室のコンセプトは「岩手の文化に触れる客室」。リビング壁には、宮沢賢治をはじめとする地元・岩手県出身作家の著作が詰まった書棚を設置。また、エントランスには岩手の伝統工芸であるさき織りを使用したインテリアウォールを採用するなど、岩手の文化と歴史に触れられる要素を詰め込んだ。
源泉かけ流しの客室風呂
前述の通り、台温泉は江戸時代から存在する名湯。「釜淵の間」では源泉90度超の高温泉をゆっくりと冷まし適温に整え、かけ流しでひのき製の客室風呂に注いでいる。
シモンズ製の快適な寝具を用意
客室のベッドは2台。セミダブルサイズのシモンズ製マットレスが快適な眠りへと誘う。
無料貸切風呂のサービスも
平日に宿泊したゲストは、3か所の貸切風呂を無料で利用できる。単純温泉・塩化物泉・硫酸塩泉と、異なる泉質を楽しもう。
プライベート感のある個室和食処で夕食
夕食は個室の食事処で用意する。岩手県産の山菜をたっぷり使用した前菜や、岩手県産牛や旬菜の天ぷらなど、山・里・海の幸を堪能したい。
岩手の自然や文化に包まれ、贅沢な滞在時間を過ごしてみては。
松田屋旅館
所在地:岩手県花巻市台2-20
(IKKI)