日本代表MF守田英正はAFCアジアカップ終了後、所属先のポルトガル1部スポルティングCPと契約延長で合意する可能性が報じられている。そんな中、スポルティングのルベン・アモリム監督が同選手の契約状況に言及した上で、森保ジャパンのアジアカップ早期敗退を願っている。
スポルティング加入2年目の今季は、アジアカップ参戦前までポルトガル1部リーグほぼ全試合でスタメン出場の守田。契約延長の可能性は昨年の秋頃から何度も報じられていたが、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月20日に「アジアカップ終了後、スポルティングは守田に対して契約延長のオファーを提示する」と伝えている。
また『ア・ボーラ』によると、両者の現行契約は2026年6月に満了を迎え、年俸は50万ユーロ(約8000万円)程度と、クラブ内で中間レベルにあるとのこと。契約期間が1,2年延長されるほか、年俸は70万ユーロ(約1億1000万円)~80万ユーロ(約1億3000万円)にまで引き上げられる見込みだという。
主力選手として活躍しているだけに、アモリム監督は守田の契約延長を強く望んでいる模様。『ア・ボーラ』によると、指揮官は日本代表MFについて以下のようなコメントを残したという。
「守田はまだスポルティングで2年目だから、(退団の可能性について)問題ないし、私にとって彼との契約延長が最大の関心事だ。彼の成長ぶり、チームへの影響力。みんな彼のことを気に入っているし、彼を契約以上にここでプレーさせたい。彼にはまだ契約があるし安全だ。彼もスポルティングでプレーしていてとても幸せだ。大事なことは、日本がアジアカップで敗退し、彼がすぐに戻ってくることだ」
なお守田はスポルティングと新たに複数年契約を結んだ場合でも、他の日本代表選手よりも条件面で劣るとみられる。MF三笘薫は昨年10月にブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じている。またドイツ誌『ビルト』は昨年11月中旬、DF板倉滉がボルシアMGから年俸400万ユーロ(約6億5000万円)を受け取っているとし、チームで3番目の高給取りだと伝えていた。