インド都心部では、交通渋滞が日常的な課題となっている。そんななか、2015年設立のインド企業Rapidoは自動車(バイク)タクシーアプリ「Rapido」をリリースし、人々の通勤に変革をもたらした。アプリのダウンロード数は 2,500万件を超えており、現在150以上の都市へ展開している。
低価格で迅速な配車アプリ「Rapido」
Rapidoが提供する「Rapido」は、いつでも低価格で快適・迅速に自動車、自転車、タクシーを配車できるアプリ。同社の車両は、ピークの時間帯でも渋滞を回避し、目的地まで短時間で到着するため、通勤だけでなく旅行の移動手段としても選ばれている。アプリでは乗車予約を行えるほか、乗車中のリアルタイムの位置を追跡することが可能。また、PayTM、UPI、Rapido Walletなどのキャッシュレス決済オプションも提供している。
なおRapidoの自動車、自転車、タクシーに乗車する際は、追加費用なしでAcko保険が適用される仕組みだ。さらにヘルメットの着用を促すことで、乗客の安全を守っている。
ドライバーの収入機会の創出
Rapidoはインドの交通に快適さと利便性をもたらすだけではなく、個人の経済的機会を創出することにも重点を置いている。
Rapidoに登録している“キャプテン”と呼ばれる運転手は、二輪車を所有・運営する個人事業主だ。Rapidoは彼らを利用者とつなげ、乗り物を提供することで収入獲得を支援している。
ビジネス向けの配車ソリューションも展開
Rapidoは、ビジネス向けの効率的で手頃な価格の配車ソリューションも展開している。同ソリューションは、アプリやAPIから企業の従業員が乗車予約をすることが可能。運転や移動にかかる時間と精神的負担を減らすことで、より生産的な労働力を獲得できるという。さらに、従業員の移動を追跡して、待ち時間・滞在時間といった無駄な時間も減らせる。
会議・現地視察、通勤、社員旅行などのシーンで活用できそうだ。
これまでに1億回の乗車を達成
Rapidoはこれまでに1,000万人の顧客利用と1億回の乗車を達成した。同社の存在により、都市内旅行の概念が変わり、ラストワンマイルの接続がすべての人にとって手頃な価格になったという。
快適さと利便性を提供し、都市内の移動を革新する同社の今後の活躍に期待したい。
参考・引用元:
Rapido公式サイト
Rapido App Store/Google Play
(文・Techable編集部)