レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

 2023シーズン限りで、明治安田J1リーグに所属する川崎フロンターレを退団した元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、Jリーグやブラジルのクラブへの移籍の噂が後を絶たない状況となっている。1月21日には、ブラジルメディア『Portal da Torcida』がブラジル1部バイーアとの契約が合意間近だと伝えた。

 同メディアによると、バイーアが川崎を退団して以降フリーとなっているダミアンを獲得し、9番を背負うことになるとのこと。

 しかし、ブラジルの複数メディアでレポーターを務めるジョナス・ステルマン氏はこれを否定。同氏は21日、自身のXアカウント(旧Twitter)でバイーアはダミアンにオファーを出したが、交渉には進展していないと投稿している。

 また、バイーア州のサッカーメディア『futebolbahiano』も同日、ステルマン氏の投稿を引用した形でこれを報じた。

 ダミアンについては、昨年からブラジルや日本などの複数のクラブが獲得に動いていることが報じられてきた。ダミアンの代理人も「実際に接触しているクラブもある」と明かしているが、未だに新天地は決まっていない状況だ。

 ダミアンは2019年にブラジル1部のインテルナシオナルから川崎に完全移籍。同クラブで2023年までプレー。J1リーグ戦通算で127試合出場し、53得点の記録を残している。川崎ではリーグ、天皇杯、ルヴァンカップと5度タイトルを獲得した。

 ブラジル代表に選出された経験もあり、2021シーズンにJ1リーグで得点王を獲得したダミアン。その去就に日本国内やブラジルで注目が集まっている。