日本代表OBの槙野智章氏が、24日に行われるAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦のスタメンを予想。ベトナム戦とイラク戦でミスが目立ったGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、DF菅原由勢(AZ)をベンチスタートとした理由を説明したほか、MF堂安律(SCフライブルク)に期待を寄せている。
森保ジャパンはベトナム戦で4-2と勝利も、前半にセットプレーから2失点。特に2失点目はヘディングシュートに対する処理が甘かったとして、鈴木に批判が集中。菅原は背後からのスライディングタックルにより、失点に繋がるフリーキックを与えていた。
そしてイラク戦では前半キックオフ直後から主導権を握られる中、5分に自陣右サイドからゴール前に上がったクロスを鈴木がパンチング。これに反応したFWアイマン・フサインにヘディングシュートで押し込まれると、前半アディショナルタイムにも追加点を献上。菅原もMFアリ・ジャースィムとのマッチアップで後手に回るシーンが多く、何度もピンチを招いた。
鈴木、菅原への批判が熱を帯びる中、槙野氏は『ABEMAスポーツタイム』出演時に、インドネシア戦のスタメンを予想。「鈴木を3戦目も使うというのもひとつの策だが、若い選手は失敗を外から見るのも勉強だと思う。2,3番手で控えている選手が出た時の発奮材料になる。菅原も一回休ませた方が良い。メンタル的、フィジカル的に休ませて、外から見るのが大事」と、両選手のベンチスタートを推奨している。
またトップ下にMF久保建英(レアル・ソシエダ)ではなく、堂安を配置。「狂っていると思う」と前置きした上で、「アジアカップ2試合で出場時間を確保できていない。『もっと自分のプレーを見せたい』という負けん気を見せてほしい」と奮起を求めた。
さらに槙野氏はコンディション不良により2試合続けてベンチ外のMF三笘薫(ブライトン)について、「後半から出てきてほしい」とした上で「チームが後半に停滞してきた、落ち着いてきた時の三笘の左サイドを切り裂くドリブルとか、ゴールに絡むプレーを見たい。その後にスタメンで使いたい、試合勘を取り戻すという意味では、後半から三笘が出てくると思う」と予想している。
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槙野氏のインドネシア戦スタメン予想
GK
前川黛也
DF
毎熊晟矢、板倉滉、冨安健洋、中山雄太
MF
遠藤航、佐野海舟
伊東純也、堂安律、中村敬斗
FW
上田綺世
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