日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は、今月19日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第2節イラク戦でスタメン出場も失点に関与。ドイツ国内ではカタールW杯でドイツ代表が森保ジャパンに敗れたことを引き合いに、日本のアジアカップ・グループステージ敗退を期待する声が噴出。板倉が予定よりも早くボルシアMGに合流する可能性にも触れている。
ドイツ誌『ビルト』は21日に「誰もそんなこと期待していなかった。板倉はボルシアMGに急きょ復帰する目前」という見出しのもと、アジアカップにおける日本代表の戦いぶりにフォーカス。イラク戦での黒星を伝えた上で「アジアカップ優勝候補の本命としてスタートした日本は、インドネシア戦を前にグループステージ敗退に危機に瀕している。板倉はイラク戦での自身のパフォーマンスに満足していなかった」と綴っている。
また『ビルト』は、ドイツ代表がカタールW杯初戦で日本に1-2と敗れたことにより、グループリーグ敗退という結果に終わったことにも言及。「日本はグループリーグ最終節でスペイン相手に勝利し、センセーションを巻き起こした。ただ驚くべきことに、ドイツはわずか3試合で荷物をまとめなければならなかった」とした上で、「日本はドイツの二の舞。今度は彼らが苦しむことになる」と皮肉を込めている。
板倉は昨年10月の代表戦で負傷すると、ボルシアMGは同月26日に足首の手術を受けると公式発表。結局、昨年12月までに復帰することはなかった。また今年1月1日の国際親善試合タイ戦に招集されたが、タイ戦後に一旦渡独。ボルシアMGの練習試合でプレーした上で、日本代表に再び合流している。
ボルシアMGで不動のセンターバックとして活躍する一方、イラク戦では相手選手への寄せが甘かったところから失点に絡んだ板倉。リバプールをはじめプレミアリーグ複数クラブからの関心が報じられる中、ボルシアMGは同選手の早期復帰を望んでいるはずだ。