かつて鹿島アントラーズ、FC東京でプレーしていたブラジル人MFレアンドロは、昨年12月にブラジル2部パイサンドゥSCへ加入。ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで、Jリーグでプレーしたことによる成長をアピールしている。
現在30歳のレアンドロは、2017年に鹿島へ移籍すると、来日1年目からJ1リーグで11ゴールと本領発揮。ただ翌2018シーズン以降はコンディション不良により出場機会が限られ、2020年に鹿島からFC東京へ期限付き移籍した。
FC東京加入1年目にリーグ戦26試合の出場で9ゴールと復活を遂げ、完全移籍移行を果たしたレアンドロだが、相手選手に対する肘打ち行為で度々問題に。2023シーズンはアルベル・プッチ・オルトネダ前監督のもとリーグ戦で出番がなく、昨年6月に契約解除により退団。8月にはJリーグクラブからのオファーが報じられたが、実現には至らず。半年以上にわたりフリーの身だったが、昨年12月13日にパイサンドゥSCへの加入が正式決定した。
母国復帰を果たしたレアンドロは、今月19日に『グローボ』の番組に出演。日本での生活やプレーを通じて学んだことを聞かれると、以下のようなコメントを残している。
「日本で学んで一番大きかったことは、プロ選手としての在り方、プロ意識だね。私生活からプロ意識をもって行動すること、時間を守ること、たくさん食べることを学んだし、僕にとってプラスでしかないね」
「僕はより成熟したひとりの人間として、ブラジルに帰ってきた。まだまだ学ぶことはたくさんあるけど、パイサンドゥSCに多くのものをもたらすことができる。自分の経験が役に立つと願っているよ」
なおパイサンドゥSCには、かつて松本山雅FCでプレーしていたMFセルジーニョが2022シーズンに在籍。2023シーズンはブラジル3部リーグを7位で終えると、上位8クラブによるプレーオフを勝ち抜き、2部昇格を果たした。