元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、2023シーズン限りで川崎フロンターレを退団。浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌などJリーグクラブの公式インスタグラムアカウントをフォローしたことで注目を集めているが、元鹿島アントラーズ所属選手であるFWエヴェラウドのチームメイトになる可能性があるという。
現在34歳のダミアンは、2019年から5シーズンにわたり川崎でプレー。2021シーズンには23ゴールでJ1得点王に輝くなど、J1連覇の原動力となっていたが、翌2022シーズンから出場機会が減少。コンディション不良に悩まされると、2023シーズンもリーグ戦12試合の出場で3ゴール1アシストと結果を残せず、天皇杯決勝・柏レイソル戦の翌日に退団が正式決定している。
そんなダミアンの去就を巡っては、同選手の代理人が昨年12月1日にブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューで、日本やブラジル国内クラブからオファーが届いていることを明言。ブラジル1部サンパウロなど複数クラブが移籍先候補に挙がる中、川崎所属DFジェジエウは先日、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「ダミアンは日本に残る可能性がある」と語っていた。
川崎退団から1か月以上が経過する中、新天地が決まらないダミアンは、今月中旬以降に浦和、札幌、横浜FC、そして中国1部・上海海港のインスタグラムアカウントを次々とフォロー。ネット上ではJリーグでプレーを続ける可能性を期待するファン・サポーターがいる一方、一部クラブへの売り込みという見方も広まっている。
そんな中、ブラジルメディア『Portal Da Torcida』は20日に「ブラジル1部ECバイーアがダミアンの獲得を検討している」とリポート。これによると、バイーアはエヴェラウドと競争相手となるストライカーを探している模様。同メディアはダミアンについて「フリーで良い選択肢だ。先日、アトレチコ・パラナエンセが移籍先候補に挙がっていたが、現時点で具体的な動きはない」と綴っている。
なおバイーアは横浜F・マリノスと同じく、シティ・フットボール・グループの傘下。2023シーズンのブラジル1部リーグでは残留争いに巻き込まれたものの、2部自動降格圏の17位サントスから勝ち点1差の16位。エヴェラウドはリーグ戦25試合のスタメン出場で9ゴール1アシストをマークした。