日本代表MF守田英正はAFCアジアカップ終了後、所属先のポルトガル1部スポルティングCPと契約延長で合意する可能性がある模様。年俸アップが確実とみられるが、MF三笘薫(ブライトン)やDF板倉滉(ボルシアMG)など他の日本代表選手よりもはるかに低いという。
川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、昨年夏にスポルティングCPへ完全移籍した守田。加入1年目の2022/23シーズンからポルトガル1部リーグ戦でコンスタントに先発出場すると、今季はMFマヌエル・ウガルテの退団もあり、アジアカップ開幕前までポルトガル1部リーグほぼ全試合でスタメン出場。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも好パフォーマンスを発揮しており、クラブ幹部から高評価を受けている。
契約延長の可能性は昨年の秋頃から何度も報じられていたが、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月20日に「アジアカップ終了後、スポルティングは守田に対して契約延長のオファーを提示する。クラブは昨年夏の移籍ウィンドウが終了してから、守田と契約延長の意思を抱いていたが、延期していた」とリポート。
これによると、両者の現行契約は2026年6月に満了を迎え、年俸は50万ユーロ(約8000万円)程度と、クラブ内で中間レベルにある模様。契約期間が1,2年延長されるほか、年俸は70万ユーロ(約1億1000万円)~80万ユーロ(約1億3000万円)にまで引き上げられる見込みだという。
また現行契約には4500万ユーロ(約71億円)の契約解除条項が盛り込まれているが、契約延長の場合には6000万ユーロ(約95億円)にまで引き上げられるとのことだ。
ただ守田がスポルティングと契約延長で合意した場合でも、他の日本代表選手よりも条件面で劣るとみられる。三笘は昨年10月にブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じている。またドイツ誌『ビルト』は昨年11月中旬、板倉がボルシアMGから年俸400万ユーロ(約6億5000万円)を受け取っているとし、チームで3番目の高給取りだと伝えていた。