ストレージ階層を1つに。低コストを実現

VAST Data Platformでは、QLCフラッシュドライブとストレージクラスメモリ、NVMe-oFを採用。さらに独自開発のSIMILARITY技術を活用して、これまで複数の製品を組み合わせて多段階に分かれていたストレージ階層を1つにまとめている。

そのため、従来のフラッシュテクノロジーのシステムよりも低コストだ。

ディズニー子会社でも活用。日本市場にも参入

創業以来、VAST Dataはパートナー各社と緊密に連携し、顧客体験全体を向上させてきた。

過去には、ウォルト・ディズニー・カンパニーの子会社であるピクサー・アニメーション・スタジオ(以下、ピクサー)と連携。2023年公開の映画『マイエレメント』にて、VAST Data Platformが活用された。

同プラットフォームによりピクサーは、機械学習と深層学習のトレーニング モデルを使用した新しいアニメーション技術に必要な高速データ処理を利用できるようになったという。

2023年12月には、合同会社DMM.comが動画配信サービスで扱うデータ量の増加による運用管理の負担を解決するため、VAST Data Platformを導入。安全で効率的なデータ運用に期待しているとのことだ。

VAST Dataは日本市場の参入に伴い「VAST Data Platformによって、日本の自動車や航空宇宙産業、農業分野、ヘルスケアやライフサイエンス分野、学術分野、金融サービス分野の企業は、データを活用することでこれまで以上に広範囲、多様なビジネスの可能性を見出すことが可能になります」とコメント。

同社の日本チームは、企業がデータ主導の経営を自薦し、ビジネスの可能性を最大限に引き出すサポートを行う方針だ。

参考・引用元:
VAST Data 公式サイト

(文・Techable編集部)