エンリケ・トレヴィザン 写真:Getty Images

 ブラジル人DFエンリケ・トレヴィザンとU22日本代表MF松木玖生(ともにFC東京)が、DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)など欧州トップレベルの選手たちに匹敵するデータを残している。

 国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』は今月に「空中戦に強いセンターバックベスト100」を公表。所属クラブでのプレー時間やリーグレベル、空中戦での勝率など独自の指標を用いて算出した数値をもとにランキング付けをしている。

 これによると、ファン・ダイクが「93.0」でトップに。韓国代表DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)が「92.2」で2位にランクインするなど、上位7位まで欧州でプレーしている選手が占める中、トレヴィザンが「87.4」で9位に名を連ねたのだ。

 また『CIES』は2003年以降に生まれた選手を対象とした「経験スコア」のランキングをポジション別で公表。所属クラブや年代別代表での出場時間やリーグレベルなど複数の指標から算出した数値をもとにランキング付けをしている。

 守備的ミッドフィルダーの部門では、MFガビ(バルセロナ)が「96.0」でトップに。MFイスマエル・ドゥクレ(ストラスブール)が「84.8」で2位となり、MFウォーレン・ザイール・エメリ(PSG)が「83.5」で3位につづく中、松木は「73.9」で16位に名を連ねた。

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【CIES公表の空中戦に強いセンターバック ベスト10】

1位 フィルジル・ファン・ダイク(リバプール):93.0

2位 キム・ミンジェ(バイエルン):92.2

3位タイ ダニーロ・ペレイラ(PSG):89.4

3位タイ ジャマール・ラスセルズ(ニューカッスル):89.4

5位タイ ダン=アクセル・ザガドゥ(VfBシュツットガルト):88.7

5位タイ ブルーノ・ドゥアルテ(パネトリコスFC):88.7

7位 セルヒオ・ラモス(セビージャ):88.1

8位 ホアキン・エンリケ(サントス):87.7

9位 エンリケ・トレヴィザン(FC東京):87.4

10位 ウィリャン・ロシャ(CSKAモスクワ):87.2

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