U20日本代表DF松田隼風は昨年夏、水戸ホーリーホックからドイツ2部ハノーファーのU23チームへ期限付き移籍。現地でトップチームの練習参加が報じられているほか、トップチームでプレーしているDF室屋成が松田について語った。
松田はJFAアカデミー福島U18をへて、2022年に水戸へ加入。プロ1年目の2022シーズンにリーグ戦で12試合に出場すると、年代別の日本代表でコンスタントにプレー。昨年にはAFC U20アジアカップやFIFA U20ワールドカップの舞台に立っている。
成長著しい逸材として期待を寄せられる松田だが、昨年夏には育成業務提携先のハノーファーへ1年間のレンタル移籍により加入。U23チームの一員として、今季ここまでドイツ4部リーグでほぼ全試合スタメン出場と、左サイドバックのレギュラーに定着している。
ドイツ誌『キッカー』によると、松田はU23チームでのパフォーマンスが評価されて現在トップチームの練習に参加しているとのこと。そのトップチームで3年以上プレーしている室屋は「松田は次のステップに進みたがっていますね」と移籍やトップチーム昇格の可能性に触れた上で、U20日本代表DFの成長ぶりについて以下のように語っている。
「松田とはよく一緒にランチしますね。彼は単身ですし、僕がハノーファーにやって来た時も、原口元気がそうやって僕のことを助けてくれました。松田は半年間ドイツ語のコースを受講して、基本的な言葉を学んでいます。それに同時に英語も上達し、ヨーロッパのどこでもやっていけるようになりました」
VfBシュツットガルト所属のMF原口元気は、かつて2018/19シーズンから2020/21シーズンまでハノーファーでプレー。室屋は2020年夏にFC東京からハノーファーへ完全移籍しており、原口とは1年間チームメイトだった。