明治安田J2リーグに所属するV・ファーレン長崎は1月16日、2023シーズン限りで契約満了となっていたMF秋野央樹(29)と再契約を交わしたことを発表した。これを受け、多くの現役Jリーガーやファン・サポーターがSNSでコメントし、騒然となっている。
秋野は2023年11月19日に長崎での契約満了が発表されており、12月にはJPFA(日本プロサッカー選手会)が実施するトライアウトに参加していた。
そのような中での再契約の発表に対し、2023シーズンまで長崎に在籍したFW都倉賢(37)は自身のSNSで「あれ?? 俺と一緒にトライアウトへドキドキしながら行ったはずだったのにな…笑 アキー!!! 頑張れ〜! 去年の悔しさを晴らして」とコメント。2024シーズンも秋野と長崎で共にプレーすることになったDF櫛引一紀(30)は「良い意味でネットざわついてるな〜頑張ろう」と投稿した。
また、長崎のファン・サポーターからは「コメント見て泣きそうになった。よろしくお願いします」「最高じゃねーーーか!おかえり!アキ!」など、応援の声が多数挙がった。
秋野は再契約に際し、クラブ公式サイトで以下のようにコメントを残している。
「今年もV・ファーレン長崎でプレーさせていただくことになりました。長期の怪我もあり、昨年初めてトライアウトを受けました。今、サッカーができる喜びを改めて感じ、今年にかける想いは誰よりも強いです。トライアウトを経て、いくつかお話しをいただきましたが、長崎でやらなければいけないことがある。まだ、やり残したことがある。僕は、長崎の仲間と共に J1 に昇格する。その気持ちが強くあり、再び V・ファーレン長崎と契約をさせていただきました。そして、今年は長崎に新スタジアムができます。そこでプレーする事を長崎に来てからずっと楽しみにしていました。素晴らしいスタジアムで J1 昇格を決めましょう!1 年間、熱い応援よろしくお願いします!」
秋野は柏レイソルU-12、U-15、U-18を経て、2013年にトップチームに昇格。その後、2017年、2018年は期限付き移籍で湘南ベルマーレでプレー。2019年に同クラブに完全移籍するが、同年7月に長崎に期限付き移籍で加入。シーズン終了後に長崎に完全移籍している。2023シーズンはJ2リーグで14試合に出場していた。
Jリーグでは、アルビレックス新潟で2021年に現役を引退し、現在はトップチームのアシスタントコーチを務める田中達也氏(41)が2019年11月に契約満了となり、2020年1月に同クラブと再契約した例がある。しかし、こうした例は多くはなく、珍しいケースと言えるだろう。
2024シーズンも長崎でプレーすることが決まり、クラブへの強い思いを語った秋野は、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。