バイエルン・ミュンヘンが、トリノに所属するイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(24)の獲得に興味を示しているようだ。ドイツ『FT』が伝えた。
今季新加入の韓国代表DFキム・ミンジェがアジアカップに参戦するなど、最終ラインの選手層に問題を抱えているバイエルンは、今冬にトッテナム・ホットスパーで構想外となっていたイングランド代表DFエリック・ダイアーを補強。だが、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトがポルトガルで行われているキャンプで左ヒザを負傷しており、数週間の離脱が見込まれている。
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表DFノルディ・ムキエレの獲得に向けて交渉を行っているなかで、バイエルンはボンジョルノの獲得レースに参戦するという。だが、イタリア代表DFにはPSGやチェルシー、ミランも視線を注いでいるとのことだ。
なかでも、イングランド代表DFフィカヨ・トモリなど主力DFが相次いで離脱しているミランはU-21イタリア代表FWロレンツォ・コロンボの譲渡と移籍金2500万ユーロのオファーをすでにトリノに提示している模様。選手本人もミラン移籍を望んでいることから、争奪戦でポールポジションに立っているようだ。
昨年6月にイタリア代表デビューを果たしたボンジョルノはトリノ下部組織出身で、カルビやトラーパニへのレンタル移籍を経験。空中戦の強さやスピードを武器とした左利きのセンターバックで今季はここまでセリエA12試合で2ゴール1アシストを記録している。