釣り人は釣行の前に必ずその日の釣りを予測します。天気、潮回り、時間…。しかし、その予測がぴったりと釣果とシンクロすることはまずありません。それだけ自然が予測できないものだということでしょう。そのため釣り人は爆釣や大物を願って自分なりの様々な願掛けをします。そこで今回はささやかながら私のルーティンを3つ紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
始めと終わりの礼
通い慣れた地元を離れ全国各地に遠征に出かけることはとても新鮮で楽しいものです。私の場合、磯の釣り場に到着するとそのロケーションを見てファーストキャストの場所を決めてしまいがちです。
緊張の第一投、「ここだ。」と思うと気持ちが引き締まります。するとなぜか投げる前にかしこまって「礼」をしてしまいます。「よろしくお願いします。」という意味なのでしょうか。自分でもよく分かりません。
これと同じように遠征の最後、その場所を離れる時に同じように「礼」をしてしまいます。これは多分「ありがとうございました。」という意味だと思います。遠征先で良い思いをさせていただいたことに対する感謝を込めて…。
これからも釣り場に対する感謝の気持ちを忘れずルーティンを続けていこうと思います。
結束の際の巻く回数を縁起の良い回数に
釣りをする時糸やスナップ、プラグなどを結束する「ノット」(結び方のこと)がたくさんあります。
その「ノット」は糸を巻く回数が5の倍数になっていることが多いですよね。そこで私の場合は5回巻くところを7回か8回巻いてしまいます。
「備えあれば憂い無し。」と言う意味で増し増しにしていることと、7はラッキー7、8は末広がりの八の縁起を担いでいるのです。
それによって強度が落ちたとかの不具合は今まで感じたことがないので多分これからもそうやって結んでいくのだと思います。
リリースする際に「ごめんね」
私は基本キャッチ&リリース派です。もちろん魚を食べることは大好きです。しかし自分で釣った魚を「食べる」という気持ちにはあまりならないのです。
そんな小心者の私ですので、釣る際にはできるだけ魚へのダメージを少なくするようにしています。具体的には釣り鉤の返しはできるだけ小さくし時には潰したり、トリプルフックもシングルに変更したりもします。(全てではありませんが…。)
そんな私だからでしょうか。魚をリリースする際に「ごめんね。」と言ってしまいます。引きを楽しませてくれた感謝と少なからず魚体にダメージを与えてしまったことに対する懺悔の気持ちからでしょうか。
「ごめんね。」と言うくらいなら初めから魚釣りをするな!と言われそうですがどうもそれだけはできないようです…。「ごめんね…。」(笑)