レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、AFCアジアカップ参戦のためチームを一時離脱。そのソシエダがセルティック所属FW古橋亨梧の獲得に乗り出していると、現地で報じられている。
ソシエダは久保が攻撃陣の中心選手として活躍する中、ラ・リーガでここまで20試合を戦い8勝8分4敗。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権の4位バルセロナから勝ち点9差の6位につける中、今月14日に行われたビルバオとのダービーマッチで1-2と敗北。久保ら一部選手を欠いているだけに、この先も苦戦が予想されている。
一方で古橋は昨季、公式戦で30ゴール以上を挙げるなど、セルティックのリーグ連覇やスコットランド3冠達成に貢献。昨年7月にはセルティックと新たに複数年契約を結んだが、今季はここまでリーグ戦で8ゴール。監督交代の影響で攻撃時に下がり目のポジションをとることが多くなったこともありゴール数が伸びず、昨年12月には韓国代表FWオ・ヒョンギュに2試合つづけてスタメンの座を明け渡していた。
ブレンダン・ロジャーズ監督の戦術に古橋がマッチしない可能性が再三にわたり指摘される中、欧州の移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は16日に「ソシエダは古橋に興味を持っており、今週はじめセルティックに接触した」とリポート。これによると、ソシエダは先週に選手サイドと交渉の場を持ったほか、同氏は「久保が同胞を完璧に迎え入れてくれるだろう」と伝えるなど、日本人選手の存在が古橋獲得へのプラス材料になると主張している。
一方、セビージャの専門サイト『vamos mi sevillafc』は15日にセビージャが古橋の獲得に興味を持っている可能性を報道。同クラブはFWラファ・ミルがバレンシアへ移籍見込みであり、後釜確保が急務であるが、移籍金が高額であるため買い取りオプション付きの半年レンタルによる獲得が現実的だという。